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タンパク質とおいしい体験を両立。パンスク新コース『PROBRE(プロブレ)』開始

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2017年に設立された株式会社パンフォーユー(以下、パンフォーユー)が展開する、全国のベーカリーから冷凍パンが届く定期便『パンスク』の新コース『PROBRE(プロブレ)』を、2026年8月20日より開始する。本コースで届けられるのは、1個あたり最大27gのタンパク質を摂取できるパンだ。近年、健康や身体づくりへの関心の高まりから高タンパクをうたう食品が相次いで登場するなか、PROBREが掲げるのは“甘くないタンパク質”だ。商品開発の狙いや、地域のベーカリーとともに作り上げた6種類のパンから、新コースの特徴を探った。

“甘くないタンパク質”で新規利用者を開拓

8月5日、東京都内にてパンフォーユーによるPROBREの先行試食会が開催された。今回の新コース実施の背景として挙げられたのが、健康を意識したパンへのニーズだ。既存の『パンスク』利用者へのアンケートやインタビューでは、低糖質やグルテンフリーといった健康関連のキーワードが多く挙がっており、同社ではパンに健康という付加価値を求める需要は一定程度あるとしたうえで、既存商品と一線を画す“甘くないタンパク質”に市場の勝算があると、同社 パンフォーユー事業部 金子さんは話す。

株式会社パンフォーユー パンフォーユー事業部 マーケティング 兼 経営企画室 金子幹也さん

「昨今のウェルネス志向の高まりにより、高タンパクの商品やサービスは増えてきました。ただ、増量やトレーニングという観点では、プロテインシェイク以外の選択肢はまだ多くないと感じています。甘くないタンパク質という領域には、まだ市場の余白があると考えています」

また、今回のコースには、パンスクの利用者層を広げる狙いもあるという。既存サービスでは40〜50代以上の女性が中心となっているなか、PROBREでは健康やトレーニングへの関心が高い層など、これまでとは異なるユーザーとの接点創出を目指している。さらに、コロナ禍で「自宅でパン屋巡りを楽しめる」サービスとして伸長したパンスクにおいての、次の柱として新たなターゲットやニーズに応えていく段階にあるとの認識も示された。

もっとも、高タンパク食品のニーズは、日常的に運動やトレーニングに取り組む層だけに限らない。厚生労働省『国民健康・栄養調査』によると、日本人1人1日あたりのタンパク質摂取量は1995年の約81.5gをピークに減少し、2019年には戦後間もない1950年代と同程度の水準まで低下しているという。こうした長期的な摂取量の減少も、日常の食事からタンパク質を摂ることへの関心が高まる背景の一つとなっている。金子さんは「アンケートなど実際の利用動向を見ながらコースを育てていく」と、今後の展望について話した。

地域ベーカリーと共同開発、タンパク質とおいしさを両立

PROBREで対象となるのは全6商品。製造を手掛けるのは、山形県の『新日本製パン』と栃木県の『滝乃金田屋』の2社で、いずれも本コースのためにパンフォーユーとの共同開発が行われた。金子さんは「高タンパク商品というと、硬くなったり、パサパサとしたりなど、食感を損ないがちになります。熟練の製造技術を持つパートナー企業さんのお力を借りて、食べやすさとおいしさを追求しました」と、開発で重視したポイントを説明する。

左から:チーズ×高タンパク麺(ナポリタン味)、チキン×高タンパク麺(焼きそば味)、豆×高タンパク麺(ミートソース味)

新日本製パンでは、パン生地そのものに高タンパク素材を練り込むのではなく、具材にタンパク質を多く含む麺「スポ麺」を採用。コッペパンのふわふわとした食感を保ちながら、タンパク質量を高める方法を選んだ。焼きそば、ナポリタン、ミートソースの3商品を展開し、いずれも1個あたり20g以上のタンパク質が含まれている。

左から:卵×チキン、バジル×チキン、チーズ×チキン

一方、滝乃金田屋の商品は、卵・チーズ・バジルとチキンを組み合わせた3種類。少し甘みを持たせたパン生地をベースに、チキンとの相性や食べやすさを追求した。たとえば、パサつきやすいスモークチキンには玉子スプレッドを合わせることで、しっとりとした食感に。バジルチキンでは具材をパンの上にのせ、見た目の彩りにもこだわったという。

そしてこのパンを届けるうえで基盤となるのが、パンフォーユーが培ってきた独自の冷凍技術だ。国内特許を取得した冷凍技術によって、パンのでんぷんの老化を抑え、焼きたてに近いもっちり、ふわふわとした食感を長期間維持できるという。また、ベーカリー側に特殊な瞬間冷凍機などの設備を必要とせず、一般的な冷凍庫を使って対応できることも特徴で、全国の地域ベーカリーの商品を流通させるパンスクの仕組みを支えている。

冷凍された状態で自宅に届いたパンを食べる際は、自然解凍や温め直しで楽しめる。試食会では2〜3時間ほど自然解凍した後、電子レンジで約30秒温めた状態で提供され、参加者からは「ふわふわで出来立てパンみたい」といった声も聞かれた。朝に冷凍庫から取り出して持ち出せば、昼頃には自然解凍されて食べ頃となり、そのまま食べるほか、電子レンジやトースターで温め直すこともできるという。

左から:パンフォーユー 金子さん、同社 代表取締役/CEO 矢野健太さん

金子さんは今回の6商品を「バージョン1.0」と位置づけており、現時点で完成形とは考えていないという。今後は、今回採用した高タンパク麺や肉類だけでなく、チーズなどの乳原料、大豆系の素材、さらに豆腐といった食材との組み合わせも視野に入れ、タンパク質を摂れるパンの選択肢そのものを広げていく考えだ。

PROBRE

料金:月額5,800円(税込・送料別)※送料 1,180円(税込)
内容:1回につき12個(3種類×各4個)/月1回 ※セット内容は毎月変動
製造:新日本製パン、滝乃金田屋
配送:冷凍便
支払い:クレジットカード決済
初回特典:2026年9月20日までにご登録の方は、最初の2ヶ月分が各1,000円OFF(計2,000円分)
ブランドサイト:https://probre.pansuku.com/


株式会社パンフォーユー
2017年設立、群馬県桐生市に本社を置くスタートアップ企業。独自の冷凍技術とDXを活用し、地域のベーカリーが抱える販路拡大などの課題解決に取り組んでいる。「新しいパン経済圏をつくり、地域経済に貢献する。」をミッションに掲げ、全国のベーカリーから冷凍パンが届く定期便『パンスク』をはじめ、法人向け福利厚生サービス『パンフォーユーオフィス』、事業者向け『パンフォーユーBiz』などを展開している。


文・写真:土田洋祐

bizSPA!編集部

美味しい料理や、素敵な音楽に出会ったときに生まれる仕事へのモチベーション。
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