本気の告白が傷ついた心に

　ずっと諦められない思いを抱きながら、岡崎さんはMさんと友人関係を継続していました。しかしあるとき、Mさんが当時の彼氏にモラハラのようなことをされ、深く傷ついていることを知ったのです。

「それ自体は共通の友人から聞いたんですが、聞いた瞬間にもう我慢できないと思いました。それでこの告白で最後にしようと決めて、僕が彼女をどのくらい好きなのか、付き合ったらどうしたいのか、どうして付き合いたいのかなどの長文をLINEで送りました。まぁ今考えると激重ですよね」

　Mさんは岡崎さんの本気の告白を受け、実はこれまでの関係を壊すのが怖くて真剣に考えられなかったことを打ち明けてくれました。そして今回の告白でじっくりと付き合うことについて考えると約束してくれたのです。

8年かけて叶った想い

　後日きたMさんからの返事はOK。彼氏ともきちんと別れてきたと聞かされ、ついに岡崎さんの想いが通じる瞬間が訪れたのです。ずっと変わらずに想ってくれていたこと、そして適切な距離感を保って付き合いを続けくれたことなどがOKした決め手になったとのことでした。

「大学時代から8年、OKをもらった瞬間は嬉しさと信じられない気持ちで頭がおかしくなりそうでした。数えてみたら告白の回数は全部で18回でした。彼女もよく僕を拒否せず付き合いを続けてくれたなと思います。そういうところがまた魅力なんですよね」

　実はMさん、本当は岡崎さんと付き合ってうまく行けば最高の関係になるのだろうとずっと感じていたそう。しかし、彼氏と彼女になったら関係が変わるかもしれないと変化を恐れていたのです。そしてMさんは長い間中途半端な態度を取り続けたことを謝ってくれました。

「付き合ってからは喧嘩もなく、僕はとにかく楽しいです。彼女も僕と付き合ってよかったと言ってくれているので、これからもそう思ってもらえるように努力し続けたいです。ずっと応援してくれた友人たちからは、信じられないくらい祝福してもらえましたし絶対に彼女を幸せにしたいです」

＜TEXT／つる＞