空前のサウナブームで慣れ親しんだ施設は大混雑！ 気軽に“ととのえない”サウナーも多いのではなかろうか。作る・買う・借りるという3つの視点で、新しいサウナ様式を手に入れるためのヒントを模索した！ サウナムック『ベストサウナ vol.2』より、今回はマイサウナ×ホテル編をお届けする。

ベッセルホテル カンパーナ沖縄（沖縄県）

日常から離れた自分だけのサウナ体験

　所有することだけがマイサウナにあらず。日常から離れた自分だけのサウナ体験もまた、特別なマイサウナと言えるだろう。そこで最強の「ホテルプライベートサウナ」を、サウナーでホテル評論家の瀧澤信秋氏（@takizawanobuaki）に提案してもらった。

「『ベッセルホテルカンパーナ沖縄』はオフシーズン限定ですが、プールサイドにテントサウナが設置された屋上、そしてもちろんプールも独占できます。サウナに力を入れている沖縄のリゾート／高級ホテルが増えているのでぜひチェックしてほしいです。

　また関東になりますが、群馬県前橋市の『白井屋ホテル』も個性的。創業300年以上の旅館をアーティストの手で再生したホテルで、本棟に隣接する丘に本格的な貸し切りフィンランドサウナがあり、丘の上のベンチに吹きつける上州の空っ風で気持ちよくととのえられます」

白井屋ホテル（群馬県）

ラブホテルのサウナが侮れない

　そして、瀧澤氏が最も利用しているサウナは、なんとラブホテル。

「東京都国立市の『ウォーターホテルS国立』は、全室スチームサウナを採用。浴室も特筆すべき広さで、外気浴スペースのある客室も。館内すべてで軟水が使用されているので、年間通して一定の低温でブロアバスを楽しめます」

ウォーターホテル S国立（東京都）

　サウナ口コミサイト「サウナイキタイ」に「ウォーターホテルS国立」の投稿はゼロ。穴場サウナはまだたくさんありそうだ。