最近では多くの人が動画投稿サイトを利用し、見るだけではなく自分でも投稿を始めたという人も少なくありません。そんな動画投稿をめぐり、元同僚の男性とトラブルになった男性のエピソードをご紹介します。

※イメージです

前の職場の同僚から久々のLINE

　大学卒業後に就職した会社を辞め、次の会社に入社したばかりの豊川秀隆さん（仮名・26歳）は、まだ慣れない仕事の疲れを癒やすため休日をゆっくりと家で過ごしていました。そんな豊川さんのところに、ある人から突然LINEが送られてきたのです。

「送り主は前の会社で一緒に働いてたGくんという同僚でした。同期だったので入社した頃はよく話していたんですが、徐々に価値観が合わないのに気づいて会話も減ったのでそこまで親しくしていた相手ではなかったです。だからLINEの内容が『お金を貸して』だったことには驚きました」

　Gさんとは半年以上連絡を取っていなかったため、突然の連絡とその内容に豊川さんは驚き、そして困惑。お金の貸し借りをするような間柄ではないこと、そして貸し借り自体に抵抗がある豊川さんは、その申し出をきっぱりと断りました。

ドッキリ？お金を貸してほしいとの相談

　しっかりと断ったにもかかわらず、しばらくごねてくるGさん。豊川さんは面倒に感じながらも折れてはいけないと思い、お金を貸すことはできないと何度も断り続けたのです。

「断って断ってやっと納得してくれたと思ったら、今度は『ドッキリでした』ってLINEが来て意味がわからず……。よくよく聞くと、Gくんは最近、とあるサイトに動画を投稿しているらしく、友人たちにお金を貸してほしいと言ったらどんな反応をするのかという検証をして、それを動画にしているみたいなんです。呆れてしまいましたよ」

　なんと勝手に動画投稿のネタにされていた豊川さん。それ自体にも腹が立ちましたが、仮にも元同僚なのに試すようなことをされたのがショックで、怒る気力すら失ってしまいました。