［おすすめ3］表示設定の詳細なカスタムができる

Kairoos Solutions SL「Notes Writer」

　こちらもPDFの取り込みに対応したノートアプリ。画像の取り込みやトリミング、音声メモに加え、現在時刻や現在地の住所をノートに挿入することも可能。また、円や多角形、直線などを簡単に書ける図形描画モードも搭載されている。

　ページのスクロール方向は縦／横から選択でき、見開き表示にする設定も可能。また、複数のノートをタブ切り替えで表示したり、2つのノートを並べて表示したりもできるなど、表示設定を細かくカスタマイズできる点が魅力だ。

　なお、無料版は作成できるノートの容量に上限があるため、新規ノートを作成時に有料版へのアップグレードを案内されることがある。この場合、あらかじめ作成されているサンプルデータを消去して容量を空ければ無料のまま利用できる。

［おすすめ4］手書きの快適さは最強も難点が…

Wacom「Bamboo Paper」

「Bamboo Paper」は、ペンタブレットなどのデジタル描画製品を販売するワコムによるノートアプリ。専門メーカが作っているだけあって手書き入力時の追従性が高く、細かい文字も快適に書けることが大きな魅力だ。

　サインペン、マーカー、鉛筆の3種類に加え、「水彩ブラシ」「クレヨン」などの有料のツールの追加購入も可能。背景は罫線の種類が豊富なことに加え、罫線の色や紙の素材感なども複数のバリエーションが用意されている。

スルスルと気持ちよく手書きできる。広告がないのも嬉しい

　ワコムのペンとあわせて使うことを想定しているアプリだが、Apple Pencilでも十分快適に利用できる。テキスト入力に対応していない点は少々難点だが、手書き機能だけでよいという人にはぜひ試していただきたい隠れた名品だ。

　手書きノートアプリは、「せっかく買ったiPadとApple Pencilをいまひとつ活用できていない」という人にもおすすめだ。使い勝手のよい手書きノートアプリをiPadに入れておけば、紙のメモやノートの代わりとして幅広いシーンで活用できる。

＜TEXT／酒井麻里子＞