2019年6月から7月にかけ、とあるカップルがホテル側に結婚式を台無しにされ、精神的苦痛を被ったとする書き込みがSNS上で拡散され、大炎上した騒動を覚えているでしょうか？

※画像はイメージです

　式場を運営する「メルパルク」は後日、公式サイトに謝罪文を掲載し、「誠心誠意対応を進めている」としました。しかし「絶対にやめてほしいと伝えていた旧姓でのアナウンスをされた」「ゲストの引き出物の中に原価が記載された発注表が入っていた」などのトラブル内容に、ネット上では「酷すぎる」などの批判が噴出しました。

　ここまでではないにせよ、なんらかの結婚式トラブルに見舞われたことのあるカップルは少なくないようです。ゼネラルリサーチ株式会社は、全国の結婚式を経験したことのある男女を対象に「結婚式のトラブル」についての調査を実施しました。

6人に1人は結婚式トラブルに遭遇

提供：「結婚式のトラブル」（ゼネラルリサーチ株式会社）

「結婚式を挙げた際、トラブルに遭遇したことはあるか」との質問に対して、17.2％が「はい」と回答しました。

　トラブルの内容については、下記のようなコメントが寄せられています。

「式場の手違いでBGMが違う曲に変更になった」（青森県／40代／女性）
「最後まで司会者に名前を間違えられたままだった」（埼玉県／30代／男性）
「見積額と請求額が全然違い、かなり揉めた」（茨城県／30代／女性）
「大雪で交通機関が使えずすべての時間が変更、結婚式の関係者全員が右往左往」（神奈川県／50代／男性）

　天候によるトラブルは避けようがないため多少の諦めはつきますが、式場やスタッフによるものなど人為的なミスはなんとか回避したいもの。ただ、一発勝負の場では何が起こるかわかりません。式場スタッフと協力してその場のフォローをスマートにできたら、2人の株も急上昇するかもしれませんね。

結婚式の不満、ダントツは「費用」

提供：「結婚式のトラブル」（ゼネラルリサーチ株式会社）

「結婚式で満足だったこと」を聞いた質問では、「式場スタッフの対応」（36.8％）がもっとも多く、「料理やサービス」（23.5％）、「結婚式費用」（10.4％）、「式場・会場の内装」（10.1％）と続きました。

　また、「結婚式で不満だったこと」を聞いた質問では「結婚式費用」（32.5％）がもっとも多く、続く「式場スタッフの対応」（9.5％）、「余興やゲストからのサプライズ」（9.1%）に比べると、費用への不満が突出する結果となりました。

　いい結婚式にしようと思ってこだわればこだわるほど、費用はかさんでいきます。自分たちのお財布事情と相談しつつ、納得のできる費用で挙げるべきでしょう。