人気商品と考え抜かれた妙案とは？

　ウルトララーメン大集合の人気商品について、齋藤さんは次のように分析する。

「やはり王道の“横浜家系・醤油豚骨”が圧倒的に人気です。自販機という性質上、どういう商品かが分かりやすいメニューが好まれる傾向にあります。また横浜家系というジャンルが全国的に認知されてきているためではないかと思われます。自社の家系ラーメン店である“ラーメン松壱家”の看板の効果もあるのかもしれません」

　ラーメン店の経営のみならず、飲食店・ラーメン店の開業支援や独立支援も行っている同社は「ラーメン松壱家」「ゴル麺。」など人気ラーメン店を多数経営している。特に1998年神奈川県藤沢市でオープンし、日本ラーメン番付2年連続1位を獲得した「ラーメン松壱家」はウルトラフーズの“顔”と言えるだろう。

冷凍でも美味しくなるこだわりも

お店の美味しさが24時間いつでも楽しめる

　また同社のこだわりと、惜しみない探究心が生み出した“品質管理”も盛況に一役買っているようだ。ウルトララーメン大集合で販売されているラーメンは、調理後急速冷凍し、自動販売機用に発案されたパッキング法にて包装されているという。

「スープ・麺・チャーシュー・海苔まで全てプラスチックパックに入れて個包装にし、提供しております。また、商品のクオリティと衛生状態には特に気を配っており、仕込みからパッキング・冷凍までの過程を素早く行い、食材が酸化せず菌が繁殖しないような工程を編み出しました」

　実際に購入者様からも、「想像していた自動販売機から出てくるラーメンのクオリティを超えて本格的！」との声を多数いただいるという。