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サギ師が暗証番号を聞き出す驚きの“手口”とは?騙されないための秘訣も

ビジネス

騙されないためにはどうすれば良いか

サギ師が使う交渉に絶対負けない悪魔のロジック術

『サギ師が使う交渉に絶対負けない悪魔のロジック術』(多田文明、イースト・プレス)

 では、私たちが騙されないためには、どうすればよいのでしょうか?

 それは、相手が描く理想のストーリーに乗せられないことです。もし片足でも、彼らの“ベルトコンベアー”にのせられてしまえば、被害に遭う段階まで一気に進んでしまう恐れがあります。

 私は勧誘の流れにのって、すべての話を聞いてから、最後に断りますが、これはなかなか至難の業です。相手を騙すために磨かれたトークスクリプトのひとつひとつを論破するのは、本当に難しいこと。

 ゆえに「怪しいと思えば、耳を傾けない」。これが最善の策といえます。もし足を止めてしまった時は、相手に納得してもらい、場を収めようとは考えないでください。

 電話なら相手の話の腰を折って切る。勧誘場所に連れ込まれたら、強引に外に出る理由を考える。論破しようとしたり、相手をやりこめようとすれば、逆に返り討ちに遭うことにもなりかねません。

<TEXT/悪徳商法評論家 多田文明>

詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト。これまでの勧誘先への潜入数は100か所以上。あらゆる詐欺・悪徳商法に精通している。多数のテレビ・ラジオに出演し、著書に『ついていったらこうなった』(彩図社)『だまされた!だましのプロの心理戦術を見抜く本』(方丈社)
Twitter:@tadabunmei

サギ師が使う交渉に絶対負けない悪魔のロジック術

サギ師が使う交渉に絶対負けない悪魔のロジック術

サギ師たちは悪の心理テクニックを巧みに駆使し、心の壁を取り除く。「自分は絶対にダマされない」と思っていても、その交渉術の前では無力だ。効果が強すぎるため、使い方には重々注意が必要。人生を変える禁断の法則がここに

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