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カンニング竹山の“炎上計画”から始まった「答え」を出さない、という寄り添い方

暮らし

 カンニング竹山さんが、昨年から出演しているNHK Eテレ『今君電話』。竹山さんがSNSで電話番号を公開し、かけてきた人たちの話を聞くという番組で、これまで4回放送されている。

カンニング竹山

カンニング竹山さん

 電話越しの人生にじっと耳を傾けながら、静かに寄り添う竹山の姿に、SNSでは〈見ていて心地が良い〉〈竹山さんの喋り方落ち着く〉などとぬくもりを受け取る声も多数。そんな『今君電話』だが、実は竹山さんの単独ライブ『放送禁止』にルーツがあったという。

 前回のインタビュー記事では「吉本から3回逃亡した若手時代」について話を聞いたが、後編では今年15回目の『放送禁止』を前にした竹山さんに、話を聞いた。

ツイッター炎上計画がEテレ番組に

――NHK Eテレ『今君電話』出演の流れを教えてください。

カンニング竹山(以下、竹山):ディレクターの山登(やまと)さんとは、東日本大震災の特番で知り合い、僕の単独ライブ(『放送禁止』)にも来てくれていたんです。

電話番号を晒した“炎上生活”最終日

カンニング竹山

――山登さんは『ねほりんぱほりん』のディレクターでもあって、赤裸々な事例をあれこれ扱うなか、“さまざまな話”をひとつの番組で知ることができないかと考えていた と。

竹山:そんな時に、僕が2017年の『放送禁止』でやった〈電話番号を公開してバズらせる〉という企画を思い出したらしい。それがヒントになって、僕が電話でいろんな人からの話を聞く番組を、とアイデアが生まれたそうです。

 もともとの『放送禁止』での企画は「ツイッター炎上計画」というテーマ。1か月間とにかくこちらから政治家やアイドルファンに絡みに行って、〈いいね〉数が既定値にないと自分で勝手に罰ゲームをするというものです。

 これが想像もつかない展開を見せるので、意外に面白くて。“炎上生活”最終日は、電話番号を晒して、「かけて来い!」って呼びかけました。舞台ではその顛末を全て紹介し、さらにそこでも今からかけるようにSNSで発信して、実際の電話に出るという。

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