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廃棄寸前のパンで作る発泡酒がバカ売れ中!どんな味なのか試飲した

ビジネス

 横浜高島屋の地下食品街にあるパンのセレクトショップコーナー「ベーカリースクエア」。横浜駅に直結していることもあり、多い日には1日1万個以上を売り上げるという超人気スペースとなっています。

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 2021年8月より新たな取り組みとして「廃棄寸前のパン」を原料とした発泡酒「RE:BREAD」の販売を開始。食品ロス削減を意図しての商品でしたが、「330ml・693円」というなかなかの良いお値段でありながら大ヒットとなり、現在は生産が追いついていない状態が続いているのだそうです。

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「廃棄寸前のパン」を原料とした発泡酒「RE:BREAD」(330ml・693円)

 本来、ビールや発泡酒の原料は「麦」です。一方、パンの原料は「小麦」。確かに遠い親戚のようにも思えなくもないこの2つですが、果たして「廃棄寸前のパン」を原料とした発泡酒、どんな味がするのでしょうか。今回はこのパンを原材料にした発泡酒「RE:BREAD」を実際に試飲するとともに、販売元のベーカリースクエアの担当者にも話を聞きました。

原材料は「オレンジピール」も

 有機的なグラフィックがあしらわれた緑色の瓶がかわいい「RE:BREAD」ですが、その原材料をチェックすると、麦芽に加えて確かに「パン」の文字が……!

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「RE:BREAD」の原材料の表記

 さらに「オレンジピール」「コリアンダー」といった素材も使われているようです。「もしやオシャレな調理パン感覚の味なのか!」と想像する筆者でしたが、まずはシノゴノ言わずに栓を抜き、確認してみることにしました。

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栓を抜きます

 見た目的にはごく普通の発泡酒やビールと変わらずです。泡のキレが良く、いかにもうまそうな発泡酒の雰囲気を醸し出しています。さっそく試飲してみたところ……これが面白い味!

 まず、口の中に広がるのが白ビールのようなほのかな甘味と酸味で、苦味が少ない印象です。前述の「オレンジピール」「コリアンダー」といった素材は、おそらく隠し味的に使われているようで、これらの強い印象はなく、もちろん「オシャレな調理パン感覚の味」でもありませんでした。

既存の発泡酒とは似て非なる味わい

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グラスに注いだ様子

 また、喉奥では強い炭酸がアタックしてくる感じで、飲み終えた後もこれらの後味が舌先に残ります。「もう1杯」「もう1杯」と立て続けに飲みたくなるような病みつき感があります。

 筆者の個人的感想では、カテゴリー的にこそ発泡酒であるものの、既存の発泡酒やビールとは似て非なるもの。ビールと発泡酒をめぐっては、これまで何度も「第○のビール」といった表現がされてきましたが、その最新版と言って良いのではないかと思いました。

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