ヌードルキムチパンケーキが話題。スタバ創業メンバーが作った新店に行ってみた
コーヒーはさすがの味わい
筆者は限定メニューの「マノア」、豆のスープ「ズッパウンブラ」(980円)そしてニカラグア産の豆を使ったブレンドコーヒー(450円~)を注文。席で到着を待つことに。まず、無地の陶器のマグカップに入ったコーヒーが運ばれてきました。酸味が効いており、程よい苦み。さっぱりとした味で、食事と一緒でも料理の味を邪魔しません。
次いでメインのマノアが運ばれてきました。マグロ肉のミンチを使ったパテは焦げ目はついているものの、中身はレアで半生の状態です。それにトマト、ルッコラなどの野菜、バンズというシンプルな構成。
バーガー包みがついており、手の汚れを気にせず、ガシッとつかんで食べられるのも好印象です。シンプルながらもパンチの効いた味。パテに使われているショウガの効いた醤油マヨネーズソースはしっかりと塩味が効いているものの、後からショウガのさわやかさがやってくる食べやすい味付けです。
四方をこげ目がつくまでかりっと焼いた、バンズのサクサク感もあいまってとまらない味です。パテがシンプルな味付けだっただけに、途中で飽きが来るのではないかと思っていましたが、結局、一気に食べてしまいました。
フードは意外にも“ガッツリ系”
その後、運ばれてきたのが、イタリア、ウンブリア州の郷土料理としても知られる「ズッパウンブラ」。メインの具材はレンズ豆とハーブを利かせたソーセージ「サルシッチャ」です。セロリ、パセリ、アンチョビなどさまざま具材も使われており、奥深い味付け。サクッとした食感のクルトンサイズのパンも楽しい一杯でした。
ランチメニューはインスタ映えしそうなオシャレな外観からは想像もできない、ガッツリ系。値段だけ見ると、若干割高のようにも思えますが、納得のボリュームです。
イートインだけでなく、テイクアウトもできるので、コロナ禍で不安がある人でも、エリック・ローズのメニューを楽しむことができます。伝説の名店の新業態、気になった人はぜひ足を運んでみては。
<文・写真/柳洋>