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「飲み会の企画書提出して」幹事の新人社員を指導するイタい先輩

コラム

 社会人になり、新人や若手社員であれば会社の飲み会で幹事をする機会もあるのではないでしょうか。学ぶことも多い一方で、慌ただしい時期だと「やることが増えて大変!」というのが本音でもありますよね。

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※画像はイメージです(以下同じ)

「昨年の年末は、先輩に軽い殺意を覚えましたね」

 苦い顔でそう語るのは、人材系の会社に入社をして2年目になる葵さん(仮名・25歳)です。

中堅社員が飲み会幹事のアドバイザーに

 葵さんの会社では、課ごとで飲み会を開催し、その幹事は新人がやるという決まりがあるそうです。

「20人ほどの課の飲み会を新人2人でするので、先輩社員が指南役として入るんです。去年は飲み会の幹事が得意だと豪語する、入社5年目のYさん(27歳)という男性がアドバイザーとして入ることになりました」

 葵さんによると、Yさんは普段からやたらと新人に先輩風を吹かせてくる、ちょっと面倒な先輩だそうです。

「私の課は、年末に忙しさがMAXになるんですよ。とにかく忙しい。だから幹事を任された同期と『とりあえず、お店を先におさえて余興はビンゴでいいよね。景品は当日に会社の近くで買おう』という話をしていました」

忙しい年末に先輩から指導が始まる

 会社近くの居酒屋の個室をおさえて、安心していた葵さんにYさんからのダメ出しが始まります。

「ある日、Yさんから『飲み会について』という名前の会議依頼が1時間入りました。残業続きで、スケジュールもパンク状態のときに、1時間も無理やり会議をねじこまれていたんです。正直、ちょっとげんなりしました」

 そして、葵さんと同期がYさんとの会議に出席すると、Yさんはいきなり説教を始めたといいます。

「Yさんは最初から激怒していて『飲み会の幹事たるもの、早めの段階でアドバイザーの先輩に自分から会議依頼をして、会の目的や予算を確認するべきだ』と言いました。

『幹事がろくにできないやつに、仕事はできないからな!』と。それはごもっともだと思うんですけど、重大なミスをしたかのような怒られかたをして、びっくりしてしまいました」

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