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面接官がもらい泣き…前職時代の「壮絶パワハラ」のおかげで20代女子がなぜか転職成功

コラム

 フラットな職場環境で若手が早くから活躍でき、服装規定もゆるいので見た目もおしゃれ。そんな華やかなイメージも多いベンチャー企業ですが、実際のところは、泥臭い仕事が多く、道のりは決して楽ではありません。そこで、「bizSPA!フレッシュ」で過去に掲載した記事の中から特に反響の大きかった「スタートアップ企業苦労話」にまつわる人気記事を再掲載します(初公開2018年7月1日、情報は掲載当時のものです)。

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 長時間労働や不透明な雇用形態など、社会問題となっている「ブラック企業」。

噂

※画像はイメージです(以下、同じ)

 できれば関わりたくないものですが、そんなブラック企業での勤務経験が転職で大いに役に立つことがあるそうです

会社の不穏な噂を耳にしてしまう

「新卒で入社した会社は立ち上げて間もないネット広告を扱う会社でした。やりがいを求めて入社したのですが、ワンマン社長に加え『スタートアップだから』を言い訳にした長時間労働、パワハラのオンパレードだったんです」

 そう語るのは伊藤麻里子さん(仮名・28歳)です。

「残業は当たり前でしたね。深夜1時に帰宅して翌朝6時には出勤していました。入社して3年間そのような激務を続けて、いよいよ体が悲鳴をあげるというときに会社で変な噂を聞いたんです」

給料が遅配されるんじゃないかという噂

面接

社長が突然投資系の事業に手を出したという話と、給料が遅配されるんじゃないかという噂です。それを先輩たちから聞いて、『これはヤバイな』と思いました」

 スタートアップだからといって、到底容認できないと感じた麻里子さん。

「それで思いきって会社を辞めて、大学で習得した教員免許に全てをかけようと思いました。親元に戻り、貯金を切り崩す生活をしながら教員採用試験の勉強をして、通信教育で単位をいくつか取りなおしました。改めて教育実習にも行ったんです」

 結果、麻里子さんは教員採用試験に合格。地元の小学校で晴れて教員となりました

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