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ベンチャー企業を1か月で退職。20代男性が「高望みしすぎた」後悔の日々

コラム

 フラットな職場環境で若手が早くから活躍でき、服装規定もゆるい。そんなイメージを抱く人も多いベンチャー企業ですが、実際の仕事は当然、ラクではありません。そこで、「bizSPA!フレッシュ」で過去に掲載した記事の中から特に反響の大きかった「スタートアップ企業苦労話」にまつわる人気記事を再掲載します(初公開2018年6月8日、情報は掲載当時のものです)。

depressed young man portrait

※画像はイメージです(以下、同じ)

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「学歴を捨ててスタートアップ企業に入るのは正解か?」。早稲田大学卒で学生時代からブロガーとして自身のブログに月間50万人の導入があり、当時から大きな出版社でインターンを経験した榎本ユウキさん(仮名・25歳)

 そんな彼は、社会人になって、スタートアップ企業に入社します。が、わずか1か月で辞めてしまったそうです。一体、何があったのでしょうか?

早稲田ブランドをフル活用「意識高い系」

 榎本さんは浪人の末、どうしても行きたかった早稲田大学に入学しました。

「在学中に留年もしてるんですけど、それは学生時代っていう自由な時間をフル活用したかったからで。ブログが軌道に乗ってからは、アウトプットが本当に楽しくなって、海外旅行などにも行きました。海外でも早稲田なら知ってる!っていう人もけっこういたりするんですよ。

 そういう経験を活かして、出版社で旅行系の仕事のインターンをしたりもしてたんですが、それは大学のツテだったので、大学のうちは学歴にすごく助けられていましたね」

ベンチャーに入社!夢は「高給取り」

大企業, お金

 実業家の卒業生も多い早稲田での生活の中で、彼もまた彼らのように、高給取りになることに憧れを持ったとのこと。

「起業家や投資家、そういうことをしている知り合いも周りに多かったので、いつからかそんなことに憧れるようになりました。そこで、独立起業も視野に入れたうえで、とある有名スタートアップ企業への就職を決めました

 意識の高い友人が多いことや、実際に成功している人の例をごく間近で見れるというのは高学歴な大学に在籍しているメリットのひとつ。そんな周りの後押しもあり、スタートアップに入社した榎本さんでしたが……。

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