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「面接を突破できる志望動機」の作り方。6000人指導でわかった評価を上げるコツ

学び

 魅力的な求人を見つけても、自分のキャリア、取得資格では「太刀打ちできない」「ハードルが高い」と、最初から諦めていることはありませんか。確かに、履歴書の内容は、嘘をつくことも変えることもできません

転職イメージ

画像はイメージです(以下同じ)

 しかしながら、採用面接の場で皆さんの評価を大幅に上げることができる方法が1つだけ残されています。それは、求人先企業の心を打つ「志望動機」を語ることです

 今回の記事では、大手人材紹介会社で6000名もの転職希望者を対象に採用面接対策を指導した経験がある川野智己氏が、面接の場で大変効果的でありかつ大きな手間をかけずに準備できる方法を紹介します(以下、川野氏寄稿)。

キャリアを盛るのはリスキー

 採用面接の場では採用してもらうべく、自分のキャリアを“盛って”話をしたくなります。ところが、入社後に事実と相違することが判明すると解雇されることもあるのです。そんなリスクを抱えていては新天地で安心して働けませんね。

 その点、志望動機に関しては、どんな話をしても後々問題になることはありません。自分が感じる熱い思いのたけを述べているに過ぎませんので。さすがの面接官も、応募者の心の内を「それは違うだろ」などと、否定できるはずもないのです。

 志望動機の最も大きな特長は、求人企業に対するその訴求力の高さです。

志望動機は「ラブレター」と言える

面接

 それは、例えて言えば、求人企業へ、およびその経営者へのラブレターと言い換えることができます。どれだけ愛しているのか。どんなところが魅力的だと感じているのか。そして、その相手になぜ自分が相応しいのか。切々と語ること、それが相手の心を揺さぶらないはずがありません。

 例えば、熱心に想いを寄せてくれる人に対しては、結婚条件としていた年収や身長が理想と多少相違したとしても、心を奪われるのではないでしょうか。

 志望動機のもうひとつの特長は、十分な事前準備ができることです。面接の場では、自信ある回答に見せるためにも、当意即妙に淀みなく受け答えすることが大切になります。しかしながら、面接官からどんな質問が来るのか予測できるものではありません。事前準備のしようがないのです。

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