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「都民ファ」と「国民民主」の合流に有権者から不安の声。参院選に向けて各党に動きが

ビジネス

地元でも高い期待が寄せられる玉木代表

国民民主党

2018年に民進党と希望の党が合流して国民民主党が誕生。発足当初は玉木・大塚共同代表制がとられた

 衆院選後、民進党に残っていた参議院議員によって国民民主党が立ち上げられました。その代表には、大塚耕平議員が就任します。大塚議員は日本銀行職員から参議院議員へと転身とした経歴を有します。

 その後、かつての民進党議員で希望の党騒動以降は無所属として活動していた議員、希望の党に属していた議員が合流。新たに国民民主党となり、大塚議員と玉木雄一郎議員の共同代表制へと移行。その後2018年の代表選で玉木代表(単独)を選出しています。

 玉木代表は財務官僚から国会議員へ転身。故・大平正芳元首相の縁戚にあたる家柄でもあることから、地元・香川でも高い期待が寄せられています。旧民主党時代には行政刷新会議の蓮舫大臣のもとで事業仕分けの仕分け人を担当するなど、早くから活躍していた逸材です。

難しい舵取りでも一定の結果を残す

 玉木代表が率いてきた国民民主党は、その後に一部の議員が立憲民主党へと移籍。立憲民主党は国民民主党と同様に元民主党議員が多く、それだけに同志ともいえる政党です。とはいえ、現在は別々の政党ですから互いに競い合うライバルでもあります。

 先の衆院選では野党の候補者一本化がクローズアップされたこともあり、自民党と立憲民主党の与野党対決が鮮明になりました。国民民主党は埋没する可能性があり、玉木代表は難しい舵取りを迫られました。それでも、なんとか難局を乗り切り議席を増やすという結果を残しています

 そんな玉木代表が率いる国民民主党が、今年の参院選でも議席を増やそうとして「都民ファーストとの合流を視野に入れる」との報道が出たわけです。自党の議席数を増やそうと考えることは、政党の代表者だったら当たり前の話です。

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