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J1王者・川崎フロンターレが進める“地域貢献”の本気度。「愛されながら勝つ」3つの指針も

ビジネス

 今年2021年、明治安田生命J1リーグで圧倒的な強さを見せつけて2度目の連覇を成し遂げた川崎フロンターレ。だが一方では、地域に密着したチームづくりや、独自性の高い企画でも注目を集めてきた。

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株式会社川崎フロンターレの谷田部然輝さん

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 代表的な企画には、南極での始球式、宇宙ステーションとの交信、相撲部屋とのコラボレーション、さらには市内の小学6年生に向けた算数ドリルの配布や、バナナやアボカドの販売などもある。

 2021年10月からは川崎市内にある飲食店を応援する「メシアガーレ川崎」プロジェクトを始動。株式会社川崎フロンターレ タウンコミュニケーション部の谷田部然輝さんに話を聞いた。

「愛されながら勝つ」ための3つの指針

「地域性」「話題性」「社会性」という3つの軸をベースに考えられたというユニークなイベントの数々について、「愛されながら勝つチームになりたい」というチームの想いも込められているという。

試合の勝敗以外のところにある楽しみや、喜びを伝えていきたいという気持ちで、これまでさまざまなチャレンジをしてきました。もちろん大変なこともありましたが、一方ではイベントを通じて、これまでに出会うことがなかった世界と出会い、知識を深めていく楽しさ、そして川崎のことをどんどん好きになっていく幸せがありました。

 最近は『コロナ禍』の影響でイベントを行うことが難しくなっていますが、今できることを徹底的に取り組み、川崎を元気で笑顔に満ち溢れた街にしていきたいです」(谷田部さん)

地元の飲食店利用でポイントが貯まる

フロンターレ

相撲部屋とのコラボレーション

日常生活のなかで、少しでもフロンターレを感じてもらいたい」という想いが、意外なコラボレーションの数々を実現させた。

 そんななでスタートしたのが、グルメSNSの「シンクロライフ」(株式会社GINKAN)と共に行っている「メシアガーレ川崎」。加盟飲食店の利用時に貯まったポイントを、グッズとの引き換えや、全国のコンビニやカフェで利用できる。

 ユーザーの口コミと位置情報を元にして自身の趣向にあった飲食店を探してくれるアプリ「シンクロライフ」を採用し、店舗での利用額に応じて、ポイントが加算される点が特徴だ。

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