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地下アイドルが明かす、業界の“ギャラ格差”事情「思ったより稼げる、けど…」

コラム

 有名芸能人が事務所を移籍したり、フリーになったりするニュースを定期的に見かけます。何らかのきっかけで同業者の収入を知ってしまった場合に“隣の芝が青く見え”、進退についてふと考えてしまうのかもしれません。スケールは異なりますが、ライブを中心に活動する地下アイドル同士でもギャラの話で盛り上がることがあるそうで……

モデル アイドル

画像はイメージです(以下同じ)

チェキの売り上げの50%がもらえる

「ほとんどの地下アイドルのギャラって同じだと思ってました」と話すのは現役地下アイドルの周防ラミさん(仮名・22歳)

「私が所属しているのは多くの地下アイドルが所属する事務所で、デビューしてからずっとお世話になっています。元々アイドルが好きで、“推し”のユニットがいる事務所だったのでノリでオーディションを受けたら、ラッキーなことに受かりました」

 ラミさんの事務所は、衣装代は事務所持ちで、物販で1枚1000円のチェキの売り上げの50%がもらえるそうです

「1回のライブで10枚売れば5000円です。なので、辛い練習も苦にはなりません(笑)。地下アイドルは常に金欠なイメージでしたけど、がんばれば下手なバイトよりも稼げますよ」

地下アイドルでも平均月収20万

メイド

「コロナでライブ数が減ったから、給料も減っちゃいました」とのことですが、コロナ以前の月収は平均して約20万円。大きなイベントがある時は30万~40万円を超えた月もあるとか。

 しかし、他の事務所の給与体系を全く知らなかったラミさんは、ある時楽屋でとんでもないミスを犯してしまいます。

「楽屋でメイクしていると、他事務所のアイドルがじっと私のコスメポーチを見てきたんです。顔見知りだったので、『どうしたの?』って聞いたんです」

 ラミさんはデパートコスメに目がないそうで、つい衝動買いすることも少なくありません。ポーチの中は年齢の割には不相応とも言える総額10万円のコスメが入っていました。

「彼女はいきなり『ラミちゃんのユニットって給料いくらもらってんの?』と聞いてきたんです。だから何の気なしに、『チェキバック500円だよ。どこも一緒でしょ?』と答えてしまったんです……」

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