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月450時間勤務の果てに。入社3年目で転職を決意した「社長の仕打ち」

学び

 ここ最近は働き方改革で残業時間の上限が決められるなど、サラリーマンの職場環境もだいぶ変わってきました。ですが、ブラック企業に勤めているとなると話は別なようです。

仕事 キャリア

※イメージです(以下同じ)

 今回は薄給かつ激務というイメージが付きまとうIT企業で、とんでもない炎上案件に関わることになってしまった28歳男性の超絶ブラックエピソードを取材しました。

希望が叶い念願のマネージャーに

 本橋丈太さん(仮名・28歳)は地方のIT企業に勤めるシステムエンジニア。現在はホワイト企業で落ち着いた職場環境だそうですが、前職の会社が異常とも呼べるブラック体質だったそうです。

 悲劇は本橋さんが新卒で入社した前職で、3年目にして異例のプロジェクトマネージャーに抜擢されたところから始まります。

「兼ねてから新たな環境でチャレンジしたいと上司に伝えていて、ようやく掴んだチャンスでした。従来自分が参加してきたプロジェクトの中でも一番短い2か月という納期でしたけど、その分、かなり大きなお金が動くプロジェクトでやる気も充分でした。

 メンバーの人選もある程度は自分で決めたのですが、私と歳の近い元気のある若手を数人選びました。フレッシュなパワーでプロジェクトを成功させようと意気込んでいたんです。しかし、今思うとこの選択からしてすでに誤っていたように思えます」

わずか2週間で致命的な欠点が発覚

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 スキルよりもやる気やコミュニケーション能力を重視した結果、本橋さんの目論み通りチームはほとんどが若手メインで構成されることになります。メンバーの多少のスキル不足に関しては本橋さんがカバーし、楽しく働きやすい環境作りに注力したという本橋さん。

 しかし、プロジェクトが始まってからわずか2週間でこのチームの致命的ともいえる欠点が浮き彫りになって炎上しまったそうです。

「ほとんどが若手だったので当然といえば当然なのですが、私以外のチームメンバーのスキルがあまりにも低すぎたんです。プロジェクトが始まる前までは自分が少しカバーする程度で充分かなと考えていたのですが、完全に見通しが甘かったですね」

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