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理不尽すぎる…パワハラ副校長に「反抗心が芽生えた」25歳新人教員の下剋上

学び

 子供の眼には非常に立派な人間に映る「教師」。しかし、年齢を重ね、実際に教師になった人の話を聞けば、彼らも職場の待遇や人間関係に悩む一人の人間であることに気がつきます。

教師 教育

※イメージです(以下同じ)

 今回はそんな悩める新人教師のエピソードを紹介します。

 大橋耕平さん(仮名・25歳)は都内の公立中学校に勤務する赴任3年目の国語教師。中学3年生のクラスの担任を受け持ちながら、サッカー部の顧問にもなるなど日々精力的に業務に勤しんでいます。

配属初日に受けた驚きの助言

 そんな彼も、1年目の頃は職場に根付いた年功序列に辟易していたそうで……。

「とにかく若手がやることなすことすべてにケチをつけるんです。特に私の上司である副校長Aさんは、年配者や女性にはひたすら甘い。彼女らの仕事のミスも笑ってすましてしまうくせに、こと若手の男性教師が相手となると細かいミスも必ず指摘してきます。しかも、それが若手のためになると本気で思っているんです。

 そんな上司がいる職場ですから、出勤初日に先輩教師に『早く異動したほうがいいよ』と言われたときにはびっくりしちゃいました。でも、今なら納得できますね」

 まさかの赴任初日に先輩から異動を勧められ、不安になった大橋さん。先輩の予想は的中し、充分な指導もないまま中学1年生のクラスの担任を受け持つことになります。

3か月で副校長にささやかな反抗

ビジネス 不満

 直属の上司である副校長は本来、必死で業務を覚える大橋さんを支える立場です。しかし、副校長の態度はあまりに納得できないものでした。

「1年間の授業計画を作成し副校長にチェックしてもらおうとしたのですが、『そこに置いといて』と眼を合わせようもしないんです。私が話しかけても無視してきますし。何度もそんなことが続くうちに段々と反抗心が芽生えてきて。

 入職して3か月くらい経ったある日、作成したある書類をいつものようにチェックしてもらおうとしたのですが、相変わらず見もしないので、丸めて副校長のデスクのペン立てに挿しておいたんです。後でしこたま怒られましたがいい気味でしたね

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