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長いデスクワークで首のヘルニアに。コルセット姿を「YOSHIKIだね!」とイジられる

学び

 我々が人生の多くの時間を費やすのが“職場”。昨今、働き方改革が叫ばれているが、劣悪な環境で心身がボロボロになってしまう人もいる。

病気になる職場

※写真はイメージです

椎間板ヘルニア発症を機に高級椅子を導入

 デスクワークの人に起こりやすい疾患のひとつとされている椎間板ヘルニアだが、腰以外にも首の頸椎椎間板ヘルニア発症のリスクも高いといわれている。

 機械設計会社に勤める島田忠和さん(仮名・44歳)は、30代半ばごろから首や肩の痛み、腕の痺れに悩まされるようになった。整体に通っても症状は一向に良くならず、41歳のときに、耐えがたい首の痛みに襲われて病院に行くとヘルニアと診断された。

「一日中パソコン作業のため、同業者に多い病気だと後で知りました。ただ、ウチは設計業務に特化した会社のため、ほかの一般企業のように異動して違う業務を担当するというわけにもいかず、復帰できなければ仕事を辞めるしかない状況でした」

病気になる職場

以前は制図板での手書き作業だったという。当時はさらに、頸椎椎間板ヘルニアになる機械設計師が多かったそうだ

 幸い、手術するほど重症には至らずに済んだ島田さん。器具を使って上から頭部を吊り上げる牽引治療と、コルセットでの患部固定を3か月続けると、症状はかなり緩和されたという。

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