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地方赴任先になじめず適応障害になった男性「濃い人付き合いがつらくて…」

学び

 我々が人生の多くの時間を費やすのが“職場”。働き方改革が叫ばれているが、改善の兆しはいまだ見えず、劣悪な環境で心身がボロボロになってしまうことも。

病気になる職場

※写真はイメージです

単身赴任先の田舎町に馴染めず適応障害に

 転勤は予期せぬ環境の変化をもたらし、精神的な負担を大きくする出来事のひとつだ。大手精密機器メーカーで働く高橋孝二さん(仮名・41歳)は、東北の営業所に単身赴任中だった2年前、適応障害と診断された。

「私は東京生まれ東京育ちで、地方に住んだのは大阪支社時代の2年間だけ。だから、新しい赴任先が東北の田舎町と聞いて、最初から不安ではありました」

 赴任先では高橋さん以外、現地採用者。いい人ばかりだったというが、地方特有の濃密な人付き合いに抵抗を感じたとか。

「平日は毎日飲みに誘われ、休日も家族同士で出かけるような環境だったんです。私も最初は頑張って付き合っていましたが、どうしても苦痛と感じてしまうのは、変えられませんでした」

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