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入浴中に大地震が来たらどうするのが正しい?……「小学生向けの正しい防災術」は大人が読んでも目から鱗!

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入浴中に地震が来たら、あなたならどうする?

 天変地異、犯罪などに巻き込まれるときはだいたい急で、その場の瞬時な判断によって命運が分かれるもの。そのためにも事前に「どんな対応をするのが良いか」を学び頭に入れておくことが大切だ。

 そんな中で刊行された興味深い本がある。大人も知らない? サバイバル防災事典(マイクロマガジン社)という本で、読者対象は小学生。しかし、わかりやすい言葉とかわいいイラストで、幅広いシーンでの防災術を紹介していることから、大人が読んでも有意義な防災術を頭に入れておけば、「いざ」というときに役立つことウケアイだ。

 ここでは本書からクイズ形式で4つの防災術を紹介する。あなたの判断はどれだけ正しいかぜひ試してみていただきたい。

【クイズ①】お風呂に入っているときに大地震が来たら?

 大地震が来たとき「お風呂に入っていた」ということもありうるが、しかし、裸の状態であり、日常以上に混乱することだろう。そんなとき、あなたはどうすべきか。以下の3つの中から選んでほしい。

①すぐに風呂場から出て脱衣所へ
②揺れがおさまるのを風呂場で待つ
③湯船につかって揺れがおさまるのを待つ

<答え>
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 このうち最も正しいのは②。脱衣所に行く際に滑って転んでしまう恐れがあるので、慌てずに風呂場で揺れがおさまるまで座って待つのが正しい。また、湯船につかっておさまるのを待つ場合、揺れによるなんらかの影響で顔などが水面から出せなくなることも考え、できれば避け、やはり風呂場で揺れがおさまるのを待つと良いだろう。

 その際、バスタブのフチなどを掴み、洗面器やバスタブの蓋で頭を守るのも良いだろう。揺れがおさまったところですばやく風呂から上がり、余震がくることを想定して、避難の準備を整えるほうが良い。また、大地震の後には断水が起きることもあるため、できればバスタブのお湯は栓をぬかず、保管しておくと良い。

「お風呂に入っているときに大地震がきたらどうする?」(本書より)

【クイズ②】山の中で道に迷ったら?

 キャンプやアウトドアブームもあって、最近では舗装されていない山道を散策する強者もいるようだが、山の中で道に迷った場合、あなたはどうすべきか。以下の3つの中から選んでほしい。

①動かずグッと我慢して助けを待つ
②下に向かって歩き続ける
③光を頼りに歩き続ける

<答え>
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 このうち最も正しいのは①。自分が歩いてきた方向が確実にわかるならば登山道まで戻り、そこで体を休めて助けを待つようにする。「道がわからない」「日が暮れてきた」という場合は体力を温存するためにも歩き回らず、体を温めながら助けを待つ。複数いる場合は、体を寄せ合いながら体を温めると良い。また、雨が降ってきた場合は木の下や岩陰などで過ごすと良い。

 慌てるがあまり「下に向かって歩けば下山できる」という思いを抱く人もいるようだが、急斜面に出くわしたり、その下には川が流れていたりすることもあるので、今いるところで助けを待つのがベターだ。

「山の中で道に迷ったら、どうすればいい?」(本書より)

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