友達のグチをどこまで付き合うか。関西弁ロシア人の僕が思うこと | bizSPA!フレッシュ

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友達のグチをどこまで付き合うか。関西弁ロシア人の僕が思うこと

コラム

 普段は辛口だとか、毒舌だとか言われる僕ですが、毒を持った言葉を使うと、どうしても「これが正解だ!」と、1つの答えを決めつけてしまいそうになるものです。でも、人生の答えは1つであるはずがない。だから、あえて“甘口で”読者の皆様の人生相談にのってみようというこの企画。

小原ブラス

 たくさんの正解の中のほんの1つだけ、参考になればという思いで、おこがましくも答えさせていただければと思います。今回は、会社での人間関係に関するこんなご相談。

【質問】同僚の愚痴を聞くのがしんどい

■ Aさん(男性、30歳)

 もともと愚痴っぽかった会社の同期(女性)ですが、最近その愚痴が酷くなってきました。部下の仕事ぶりのこと、上司の文句、今の自分のポジションのこと。さらには仕事とは無関係に、ご近所付き合い、家族の問題、また彼女の文句など……。

 とはいえ、彼女はただ話を聞いてもらいたいだけみたいで、僕が「それ、ああしたらいいじゃん。こうすれば?」なんて解決策を出しても逆効果な気すらします。どうしたらいいでしょうか?

【回答】愚痴を聞かされ…自分もネガティブに

 愚痴ぐらい聞いてあげるのが大人としての優しさだとは分かっていても、何度も、何度も聞かされると自分までネガティブになってしまいますよね。特に上司や会社など、自分と共通する環境に関する愚痴であれば、自分は満足していたとしても段々とその状況に対しても不安な気持ちになります。

 僕も以前働いていた職場で、同僚の女子から毎日のように上司の愚痴を聞かされていた頃がありました

「こんな嫌味を言われた」「こんな嫌な態度をされた」「これってセクハラじゃない?」このような愚痴に毎回、「それはヒドいね!」「ええ、最悪だね!」と適当に反応をしていたつもりが、人間は不思議なもので、何度も共感をすると心の底からの共感でなかったとしてもそれが本当の共感に変わってくるものです。

 気がつくとなぜか僕まで心底その上司が嫌いになって、部署を変えてもらうことになりました。今思えば、その上司に僕は何かされたということはないのに。

愚痴を言うヤツのほうが倒れにくい

小原ブラス

小原ブラスさん

 愚痴はただ聞いてあげてればいいんでしょと思っていても、どうしても伝染していくもの。自分の気持ちやモチベーションに影響があるものなのです。聞かされる側にとっては想像以上に退屈だし、いいことなんてほとんどないのではないでしょうか。

 ただ、愚痴というのは話す側にとってはとても効果的なストレスの発散になります。ロシアの軍隊ではよく「文句をいうヤツのほうが厳しい訓練に耐えられる」と言われます。何の愚痴も溢さず、我慢をしている人のほうがふとしたことで心が折れ、ギブアップをする。それと比べてこまめに愚痴や文句をいう人の方が図太く最後まで残る。

 愚痴を話す側にとっては、それ自体がモチベーションの維持に繋がったり、自分の考えや気持ちの整理に繋がるのです。

 つまり愚痴をよく言う人ほどメンタルが強く、自分のストレスコントロールが上手いとも言えるのです。どんな人でも愚痴は言いたくなるものだし、それ自体が悪いことだとは思えません。

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