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「腕時計のネジ」の正しい名前、知っていますか?

コラム

 知っているようで意外と知らない「ものの名前」。普段何気なく目にしているものでも、ずっと誤解して使っていたり、すぐに名前が浮かんでこなかったりした経験、誰でも一度はあるはず。

 どんなものにも名称があり、“なぜそう呼ばれるようになったか”というおもしろい歴史が隠れています。もし知っていれば、仕事相手との会話のネタになったり、上司に博識ぶりを関心されたりと役に立つこと間違いなし!

Q.「腕時計のネジ」の名前は?

 腕時計の時刻を合わせるネジ部分。「ネジ」ではない正しい名前があるのはご存知だろうか?

腕時計

A.「竜頭(りゅうず)」

 腕時計が登場する前の携帯式時計といえば、金鎖でつないでポケットにしまわれていた懐中時計だった。やがて、第一次世界大戦前には懐中時計に取って代わり、腕時計が普及した。

 そして、アナログ時計で時計合わせに使うパーツを「竜頭」という。

 中国の風水では、竜が“エネルギーを生むもの”と考えられていたことからこの名がついた。英語では、王冠の形に似ていることから「クラウン」と呼ばれている。

 また、ベルトについているバックルを「美錠(びじょう)」という。かつては「尾錠」と書かれていたが、美的価値がある部分ということで、最近は「美」の字があてられている。

 ちなみに、「美錠」の中央の針状の金具は「ツク棒」という。

 腕に巻いたベルトの余った部分を留める輪があるが、移動させられるほうを「遊革」、ベルトに固定されたものを「定革」といいます。

<TEXT/bizSPA!取材班>

引用元:『クイズで覚えるものの名前』(北橋隆史、扶桑社文庫)より

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