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「努力家をアピールする人」がビジネスで結果を出せないワケ

学び

 こんにちは、Shinです。

 自慢ではないですが、ぼくは要領が悪いです。コンサルティングファームに運よくもぐりこめたはいいものの、周りの同期がスイスイ結果を出していくのに、ぼくはいつも上司から怒られていました。

 上司や先輩は、こんな風にぼくのことを話していたのではないかと思います。

Shin、がんばっているのはわかるんだけどね……
努力してはいるようなんですが、どうも結果がついてこないですよね……

 そう、ぼくは要領が悪いからこそ、「努力」でなんとか挽回しようとしていたのです。

ビジネスで「努力」することに意味はあるか

携帯電話で話すビジネスマン

「努力する」ってラクなんです。「麻薬」と言い換えてもいいかもしれません。

・夜遅くまで働く
・たくさん勉強する
・誰よりも多くの営業先に行く

 こういうことをしてたら、みんな褒めてくれます。認めてくれます。「あいつはがんばってる」、そう言ってくれます。

 でも、それって何の意味があるのでしょう。みなさんは、若くても立派なビジネスパーソンです。年上の人から「よしよし、がんばったね」といわれていれば満足でしょうか。

 そんなことはないはずです。「しっかりとお客様に価値を提供し、その結果として会社に利益貢献する」、そのような“結果”を残さなければ、本当の意味で評価はされないのです。

「自分、努力家なんです!」とアピールする人は、裏を返せば「自分は結果を出し切る自信がないので、努力量でごまかしています」と言っているのと同じです。

 努力そのものには意味がなく、結果を出さなければビジネスパーソンとしては失格なのです。努力に意味がないといっているわけではありません。「結果を出す」という目的を忘れた単なる努力に意味がないということです

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