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「組織を腐らせるリーダー」3つの特徴。こんな口ぐせは要注意/2021年上半期BEST10

学び

 2021年上半期(1月~6月)、「bizSPA!フレッシュ」で反響の大きかった記事ベスト10を発表します。ポータルサイトやSNSやでも大反響もあった第4位は、こちら!(初公開日 2021年1月25日)

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 こんにちは、Shinです。元戦略コンサルタントで、現在は某外資系企業で業務改善や戦略策定などに取り組んでいます。

リーダー

※画像はイメージです(以下、同じ)

 企業という組織体がパフォーマンスを上げるためにはいろいろな要素が絡んでいますが、特に大きいのが「組織を引っ張るリーダー」です。リーダーがイマイチでも、なんとかなっている会社はあるかもしれませんが、それはあくまでも「なんとかなっている」に過ぎません。健全に成長している企業の裏には、素晴らしいリーダーがいるのです

組織のリーダーに求められること

 じゃあ、どんな人が素晴らしいリーダーなのか? という問いが生まれると思いますが、それについては、すでにさまざまな起業家や社長の自伝、リーダーシップに関する記事、自己啓発書などが出ています。

 そちらを読んでいただくとして、今回は逆に「組織を腐らせるリーダーの特徴」について記していきます。そうすることで、逆説的に「素晴らしいリーダーとはどのような存在なのか?」「そのようなリーダーになるにはどうすればいいのか?」と考えるきっかけにしてください。

 組織を健全に成長させるには「魅力的なビジョンを物語る」「ビジョンを実現するための戦略を作り、実行する」「組織全体がそのビジョンに賛同し、集中できる基盤を創る」という3つが必要です。

 これができないリーダーは、徐々に組織を腐らせていきます。具体的には「魅力的なビジョンがない = 考えることができない」「戦略の策定と実行ができない = 口だけで手足が動かない」「組織が動かない = 人望がない」の3つに集約されます。

特徴① 考えることができない

考える男性

 組織を率いる中で、考えることは山積みです。将来ビジョンや全体戦略、投資家とのコミュニケーション、財務、人事、システム、営業、カスタマーサポート……すべてを詳細まで把握することは不可能ですが、全体観を持ちつつも、現状の把握、問題点の抽出、打ち手の提案を実施しなければなりません

 ある程度、細かい粒度であれば各事業部長に任せればいいですが、大事なところはトップが決める必要があります。

 しかし、信じられないかもしれませんが、なかには「考える力がないトップ」も存在します。お勉強ができて、プレゼンや英語がうまく、波風立てない性格でもあるため、なぜか昇進していくことができた……。

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