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『わたし、定時で帰ります。』のウザ上司は現実にいた!20代男子100人に聞いた

学び

「残業ゼロ!定時で帰る!」がモットーの主人公と、労働観の違う社員たちの姿を描くドラマ『わたし、定時で帰ります。』が話題です。

わたし、定時で帰ります。

※『わたし、定時で帰ります。』公式サイトより

 原作は朱野帰子(あけの・かえるこ)さんの同名小説で、火曜日の夜10時よりTBS系にて放送されています。放送が開始されると、吉高由里子さん(30)演じる東山結衣の徹底した定時帰宅、要領のよい仕事への取り組み方が話題となりました。

主人公・東山結衣はなぜ定時で帰る?

 ウェブ制作会社のディレクターとして働く結衣は、ハッピーアワーの半額ビールを飲むために毎日定時で帰っています。

 結衣は「就職氷河期」に大手旅行代理店に入社。月100時間以上の残業、休みを取ることもできずに働いていました。ある日、階段から落ちる事故に遭い、意識不明の重体になってしまいます。そこから「もう無理はしない」と決め、現在の会社に転職、定時で帰る働き方をするようになりました。

 原作者の朱野さんは2018年の『好書好日』によるインタビューにて、ゆとり世代の編集担当からあるとき、「死ぬ気で働く、倒れるまで働くという上の世代の働き方が理解できない。なぜそういう働き方をするんですか?」と問われたことが東山結衣というキャラクターの誕生のきっかけとなったと語っています。

 仕事への考え方、取り組み方は人それぞれ。しかし、世代の違う上司と部下との間に“埋められない溝”が生まれてしまうこともあるでしょう。そこで、ドラマからそれを象徴するような印象的な12シーンを抜粋、現実社会で働く20代男子100人に「自分の職場で経験したこと」を複数回答で選んでもらいました。

 ここでは、上位6シーンを紹介します。同率ランクインが多かったので、いきなり第3位からの発表です

3位:休日に上司に私用で呼び出される(12票)

 3話でユースケ・サンタマリアさん(48)演じる福永清次部長は、自分のゴルフのフォームを撮影させるために、向井理さん(37)演じる種田晃太郎をゴルフ場に呼び出します。休日のプライベートな時間にも関わらず、福永はさも当たり前のように撮影させていました。

 こんな上司に対して、20代男子からは――。

20代男子の声
「休日にゴルフに行かされた」(22歳・男性)
「夜、飲み会に誘われる」(26歳・男性)

 上司も若手のころは当たり前にやらされていたのでしょう。それが体に染みついているので疑問を持つことなく、部下に強制してしまっているのかも……。仕事とプライベートを完全に分けたいと思う部下の気持ちも考えてほしいものですね。

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