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『俺スカ』で好演の古田新太が「プライドをへし折られた」2人の名女優

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 4月から放送がスタートし、異色の学園ドラマとして話題の『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系)。ゲイで、女装家の高校教師という個性的な主人公を俳優・古田新太さん(53)が演じています。

俺のスカート

※画像は公式サイトより

 古田さんといえば、今や舞台や映画でも活躍する演劇界の重鎮。ところが、“自分は天才ではない”と自覚したところから、現在のポジションに行きついた過去があったようです。まだ挫折を経験したことがない20代でも、目安として参考にしてみてください。

劇団の看板俳優に、ラジオ番組で全国区に

 小学校の行事でミュージカルを観劇したのをきっかけに俳優を志したという古田さん。1984年に大阪芸術大学に入学し、本格的に演劇を学びはじめます。

 諸事情から卒業間際に除籍扱いを受けたものの、大学の先輩だった俳優・渡辺いっけいさんの誘いから『劇団☆新感線』の舞台に出演。以降は同劇団の看板俳優として、不動の地位を確立します。

 1991年1月には『古田新太のオールナイトニッポン』(ニッポン放送・1992年10月終了)がスタート。刺激的なトークとハードロックをかけまくるプログラムは若者の支持を集め、古田さんの名は一気に全国区に。意気揚々と東京に進出しましたが、夢の時間は長くは続かなかったそうです――。

女優2人の洗礼…「誰もオレを見ていない」

挫折

※画像はイメージです

 2014年1月、『サワコの朝』(TBS系)に出演した古田さんは「宇宙で一番(演技が)うまいと思っていて……」と、大阪で人気を博した劇団の看板俳優になり、天狗になっていた当時を回想しています。

 しかし、「東京に来て、ちゃんとした俳優さんたちを見て、ヘコみました」と意外な心境も吐露。とくにショックを受けたのは「大竹しのぶさんと、白石加代子さん」と明かしていました。

 2人と同じ舞台で共演した際、古田さんは「観客は誰もオレを見ていない」と感じたそうです。ずば抜けた演技力を見せつけられ、意気消沈した古田さん。それまで劇団で主演を張って来たプライドがへし折られ、“自分は脇の俳優”であることを強く意識するようになったといいます。

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