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【ダイソー】メスティンで男の簡単キャンプ飯|本格的にふわとろなチキンライス編

コラム

コロナ禍で注目を浴びた「おうちでメスティン料理」。そのまま食卓に出せて、ワイルドかつおしゃれ。いつものごはんに特別感が出て、仕事のストレスも解消されそうです。そこでこのシリーズでは、たった500円で手に入るダイソーのメスティンを使った「男の簡単キャンプ飯」を、誰でも作れる丁寧レシピでご紹介。世界の料理を食べ歩いてその食文化を発信する「旅行家・食事家・写真家」の石黒アツシがお届けします。


ふわとろオムライス

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今回は、メスティンの他に円形のコッフェルも使います。火の上に置いたメスティンでチキンライスを炊き、その上に置いたコッフェルで間接的にゆっくりとたまごに熱を入れてふわとろオムレツを作っていきます。

2種類の料理を一気に作っていくのでちょっと忙しいですが、それも10分ほど。ふわとろ好きなら納得のオムライスに仕上がります。


メスティンの他に円形のコッフェルも使います

材料|たっぷり1人分!他に何かあれば2人でも

左から3列がチキンライス、一番右の列がオムレツ用の材料です。

【材料(チキンライス) 1人分】

□米 4分の3合

□鶏もも肉 50g(小さめの一口大に切っておく)

□玉ねぎ 8分の1個(粗みじん切りにしておく)

□ミックスベジタブル 大さじ2

□水 150ml

□トマトケチャップ 大さじ2

□顆粒コンソメ 小さじ2分の1

□塩 一つまみ(※1)

□バター 5g

※1:親指・人差し指・中指の先端でつまむ量です

【材料(オムレツ) 1人分】

□たまご 2個

□マヨネーズ 大さじ2

□塩 少々(※2)

※2:親指と人差し指の先端でつまむ量です

作り方|チキンライスを炊きつつオムレツも一緒に仕上げます!


皿に盛ったふわとろオムライス

それでは作っていきましょう。チキンライスは材料をメスティンに入れて後は普通の白米のように炊いていきます。ふわとろオムレツは、ちょくちょくたまごをかき混ぜて様子を見ながら好みの硬さに仕上げます。

【1】
米を洗ってメスティンに入れて、鶏肉、玉ねぎ、ミックスベジタブルも入れます。


米を洗ってメスティンに入れて、鶏肉、玉ねぎ、ミックスベジタブルも入れます

実際にはこんなにきっちり並べる必要はありません。

【2】
コップなどに水を入れて、トマトケチャップ、顆粒チキンコンソメ、塩一つまみも入れて全体によく混ぜてからメスティンに注ぎます。


コップなどに水を入れて、トマトケチャップ、顆粒チキンコンソメ、塩一つまみも入れて全体によく混ぜる

最初に混ぜておくと、味が全体に均等に回ります。

【3】
コッフェルにたまごを割りれてよくかき混ぜ、マヨネーズ、塩一つまみを入れて、全体が均質になるようにさらによく混ぜたら、アルミホイルを2重にして蓋をします。


コッフェルにたまごを割りれてよくかき混ぜ、マヨネーズ、塩一つまみを入れる

マヨネーズがたまごをふっくらと仕上げてくれて、コッフェルにくっつきにくくしてくれます。

【4】
メスティンを中火にかけて、沸騰したら弱火にして上にコッフェルを乗せます。5分経ったらコッフェルのフタ(アルミホイル)を取り全体を混ぜ、再びフタをします。底から固まってくるので、しっかり混ぜてください。


メスティンの他に円形のコッフェルも使います

たまごはゆっくりと、優しい熱で調理していきます。火が強いと一気に固まってしまうので、ちょくちょく見てください。火加減は白米を炊く時と同じ要領です。

【5】
さらに5分(合計で10分)炊き続けます。途中で【4】と同じように、何度かコッフェルの中のたまごをかき混ぜてください。ちょうどいい硬さになったらおろして、フタをしたまま置いておきます。


何度かコッフェルの中のたまごをかき混ぜる

もし、まだたまごがゆるいという場合には、遠火の弱火にかけて仕上げます。

【6】
合計10分経ったら火を止めて、メスティンのフタをあけてバターを入れてフタを戻し、そのまま10分放置します。


メスティンのフタをあけてバターを入れる

【7】
チキンライスをかき混ぜて皿に盛り、ふわとろのたまごをのせて、粗挽きこしょうを振って、ケチャップ(分量外)をかけます。ケチャップたっぷりがおいしいので、チキンライスの味付けは控えめになっています。


ふわとろオムライスの完成

では、オムライスのうんちくです!

  • ケチャップを使うチキンライスは日本が発祥の地で、それをオムレツのようたまごにくるんだオムライスももちろん日本で生まれた料理です。
  • オムライスに欠かせないトマトケチャップが生まれたのはアメリカです。でももともとは中国にあった「ケ・ツィアプ」という魚醤で、それがヨーロッパに渡り、さらにアメリカでトマトベースのものに変わったと言われています。
  • シンガポール・チキンライスは日本のチキンライスとはまったくの別物で、鶏を茹でて、その茹で汁で米を炊いて鶏肉と一緒に食べます。

今回はチキンライスとオムレツの2つを作るということで、材料と手間も多かったのですが、その割に調理にあまり時間はかかりません。鶏肉を多めに入れたり、カレー粉をちょっとプラスしてピリッと引き締めたりと、いろいろ自由に楽しんでみてください。

=====
次回はホットケーキミックスで中華まんらしきものにチャレンジします。

<レシピ・文・撮影/石黒アツシ>

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フォトグラファー/ライター/フードコーディネーター/コンテンツコンサルタント。写真家・食事家・旅行家として、「おいしいものをおいしく伝えたい」をテーマに、世界のローカルフードを食べ歩き、写真におさめて、日本で再現してみなさんと共有して、できれば一緒に食べたいというのが、私のライフワークです。

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