【ダイソー】メスティンで男の簡単キャンプ飯｜クロアチアのチキン煮込みティングレット編
コロナ禍で注目を浴びた「おうちでメスティン料理」。そのまま食卓に出せて、ワイルドかつおしゃれ。いつものごはんに特別感が出て、仕事のストレスも解消されそうです。そこでこのシリーズでは、たった500円で手に入るダイソーのメスティンを使った「男の簡単キャンプ飯」を、誰でも作れる丁寧レシピでご紹介。世界の料理を食べ歩いてその食文化を発信する「旅行家・食事家・写真家」の石黒アツシがお届けします。
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今回メスティンで作ってみるのは「ティングレット」という、バルカン半島に位置するクロアチアの煮込み料理です。洋風の煮込み料理と言えば調理に何時間もかけるようなイメージもありますが、ここで紹介するレシピなら30分もあれば出来上がります。
何を煮込むかというと「鶏もも肉」と「プルーン」です。あの西洋スモモを乾燥させた、大きな干しブドウみたいなプルーンの旨味でおいしく仕上がるのです！
材料｜メインは鶏もも肉、プルーン、デザートワイン！
鶏もも肉とプルーンを煮込むために用意するのが「デザートワイン」。クロアチア産なら「プロセック」、ポルトガルの「ポートワイン」や「マデラワイン」も有名ですよね。そのほかの甘いワインでもOKです。
今回使ったのはポルトガルのポルトにあるOFFLEYというブランドの赤いポートワインです。そのままでも、オレンジジュースで割ったりしてもおいしく飲めます。
【材料 1人分】
□鶏もも肉 200g
□プルーン 4個
□デザートワイン 50ml
□玉ねぎ 4分の1個
□ニンニク 1かけ
□パセリ みじん切りで大さじ1
□トマトペースト 大さじ１
□ローリエ 2枚
□水 適量
□塩・胡椒 各一つまみ
作り方｜野菜を炒めて鶏を焼いて煮込む！
下準備をしておきます。
- ●鶏肉は一口大に切ります
- ●玉ねぎとにんにくはみじん切り
- ●パセリは手でちぎる程度でOK
【1】
メスティンにオリーブオイルを入れて中火で温め、玉ねぎを入れたら透明になるまで炒めて、ニンニクを加えてさらに2～3分炒めます。
【2】
鶏肉を入れ、全体に焼き色がつくまで焼きます。後で煮るので、中まで火が入っていなくても大丈夫です。
【3】
デザートワイン、ローリエ、プルーン、トマトピューレを入れて、全体がかぶるように水を足します。蓋をして中火のまま沸騰したら、弱火にして15分煮込みます。
【4】
塩・こしょうで味を調えたら、パセリを入れて軽く混ぜて火を止めます。
好みでパスタと一緒に食べるのもいいです。ご飯にも合いますよ！
ティングレットにまつわる「うんちく」です！
- 鍋で作るなら、鶏肉は骨付きのドラムを使って骨からの旨味も使います。
- 手間がかかる、牛肉を一晩つけだれにマリネして作るパスティカーダという料理の簡易版で、簡単に作れる家庭料理です。
- プロセックやマデラワインは発酵途中でブランデーを加えて作る酒精強化ワイン。味は甘くアルコール度数は20度ほどと、ワインより高くなります。
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＜レシピ・文・撮影／石黒アツシ＞
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