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キャバクラで胸を揉む社長。“アットホームな職場”に隠されたドン引きな闇

コラム

 ジェンダー平等の実現は、「SDGs17の目標」のひとつにも掲げられていますが、2022年7月、世界経済フォーラムが公表した「各国における男女格差を測るジェンダー・ギャップ指数」において、日本の総合スコアは146か国中116位。先進国のなかで最低レベルです。

職場

※画像はイメージです(以下同じ)

 倉坂このみさん(当時・24歳)は、「女性軽視な発言や態度をとる人がいる職場は、働きづらかったです」と言い、俳優・香川照之さんの不祥事「銀座ホステスへの性加害」が問題となって思い出したという体験を話してくれました。

アットホームな雰囲気の会社に転職

「体調を崩して前職を辞め、短時間労働の仕事を探していたとき、S社長(40代後半・男性)が経営する会社の求人を発見。働くことになりました。社員数は社長も含め5名。社長がよくしゃべることもあり、アットホームな雰囲気でした

 S社長はノリがよく、俳優の香川照之さんに雰囲気が似ていることを嬉しそうに話し、稀にドラマのワンシーンを真似てくれることもあったとか。また、「男も女も関係ない」といった発言が飛び出すこともあるなど、働きやすい会社だと感じていたのです。

私は、社長の言葉を素直にそのまま聞き流していました。でも、入社して半年ほど経ち、はじめて参加した飲み会で社長に対する印象が一変したのです。1次会は居酒屋で、本来はそこで解散というカタチでした」

服の中に手を入れて胸を揉む姿に

男尊女卑

 けれど、2次会はキャバクラへ行くという社長の言葉に、倉坂さんは興味津々。キャバクラへ行ったことがなかった倉坂さんは「1次会で帰ったほうがいいよ?」としつこいぐらいに言ってくる女性の先輩社員も巻き込んで、2次会へ行くことに。

「居酒屋では普段と変わらなかった社長ですが、キャバクラへ到着してキャストとよばれる店の女の子たちに勧められたアルコールを2~3杯一気飲みした途端、キャラが崩壊しました。キャストの胸を揉んだり、唇をすぼめて吸い付くような素振りをみせたり…」

 目の前にいるのは、ただの卑猥なキモいオジさんで、昼間とは別人のようでした。そして、服の中に手を入れて胸を揉まれたり膝のほうから手を入れられたりしても、場の雰囲気を悪くしないようにと笑いながら嫌がるキャストの姿に衝撃を受けたといいます。

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