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優しい上司のフォローが逆にストレスに…正直に本人に伝えたら思わぬ結果に

コラム

はっきり伝えて改めて感じたこと

LINE

 早速、洋人さんは友人からのアドバイス通りに、感謝を述べつつも手間をかけていることに申し訳ないというようなLINEを送ったそうです。しかし、断るつもりで書いた文面はK美さんにはうまく伝わらず、

「大丈夫だよー! こっちのことは気にしなさんな」と、むしろ逆効果の結果となってしまったそうです。むしろ、翌日からは少し画像の種類が増えたようにも感じ、洋人さんはすっかり頭を悩ませてしまったのだそうです。

「こうなると、どちらかと言えば業務ミスの落ち込みよりもK美さんへの対応のほうがストレスになってきてしまったんです。それを友人にもう一度相談したら、『日々の返信頻度を減らしてみてはどう?』と言われたので、藁をもつかむ気持ちでやってみたんです」と渋い顔をする洋人さんは続けます。

昼休みにフロアまでやってきて謝罪

LINE

「そうしたら、返事を減らし始めてすぐにK美さんから何かあったのかを心配するLINEが送られてきたんですよ。どうやら僕から返事が来ないのは、何かあって元気がないためだと考えたみたいでした」

 悩んだものの、洋人さんは意を決して、K美さんからの毎日の画像送信が心の負担になっている旨をはっきりLINEで伝えます。すると、昼休みにK美さんが洋人さんのいるフロアまでやって来たそうです

「K美さんは、真っ直ぐ目を見て『ごめんなさい』と謝ってくれたんです。あまりにも素直に、しかも真剣な眼差しだったので、僕もなんだか泣きそうになったんです」

 そのあと、少し落ち着いた洋人さんはLINEでメッセージを送ったそう。もちろん、翌日以降もK美さんは頼れる上司として常に接してくれ、時には叱咤激励もくれました。

なんか、自分が本当に情けなく感じたんですよ。あれだけ誠意をもって接してくれた上司の好意をストレスに感じるなんて……だから、K美さんに褒められるくらい仕事を頑張ることにしたんです」

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