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炎上しても人生を謳歌…デヴィ夫人にならう「他人の目を気にしない」生き方

暮らし

シ:幸せは求めるものではなく、獲得するもの

結婚式

私は「何としても夢はつかんでやろう」という上昇志向と野心を強く持っていたタイプでした。だからこそ、勉強もあらゆる努力もしましたし、状況、立場、人脈も可能な限り利用しました》※4

 デヴィ夫人は、自らを磨くことなくブランドを買いあさる現代女性を強く批判しています。また、結婚相手に対して一方的に高い条件を押し付ける行為に対しても、自らの努力を棚に上げた虫の良い言動として一刀両断にしています。

 幼いころから、英会話、茶道、華道、日本舞踊を習い懸命に自らを磨いてきたデヴィ夫人は、他力本願で生きる姿勢を許さないのです。その点、番組で共演する出川哲郎氏に対しては、抱かれたくない男から、努力でのし上がってきたと高く評価しています

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 この「ア・タ・ク・シ」理論は、「他者から自立し」「大切な人だけを考え」「悔しさをバネに」「幸せの為に自分を磨き続ける」心得を示しています。それは、「相手が不快に思っているのではないか」という、存在しない亡霊のような想像に惑わされる、そんな暇など人生にはないことも意味しています。

 万が一、屋外でマスクを外しているアータを、誰かが批判してきたら、目を見開いて、口角を上げて、こう言い返しましょう。「あーら、ごめんあそばせ。オホホホ」。

<TEXT/組織づくりLABO代表 川野智己>

(出典)
※1・3・4:『言い過ぎてごめんあそばせ』(角川書店)
※2:『デヴィ・スカルノ回想記』(草思社)

大正製薬、大手教育コンサル団体を経て、伊藤忠アカデミー教育Divマネジャー、大手人材紹介会社教育研修部長を歴任後、現在、組織づくりLABO代表として組織人材の教育研修に従事
Twitter:@TPFQ7EzbI0vprpB
note:川野智己@転職定着マイスター
WEBサイト:組織作りLABO
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