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会社の会議資料を作る感覚でできる「地味な起業」3パターン

学び

「今いる会社で働き続けるか? 転職して他の会社に行くか?」「どんなキャリアが自分に合っているのか?」「このまま、会社にいるしかないのか」

ビジネスマン

※画像はイメージです

 今、そんな悩みや焦りを感じている人たちに、特に「やりたいこと」や「まとまったお金」「明確なビジョン」がなくても、経済的に自立できる働き方「地味な起業」を提案するのが、『僕たちは、地味な起業で食っていく。』の著者・田中祐一さんです。

 ここでは、人脈、才能、ビジネスモデルを必要とする「派手な起業」ではなく、Excelでの数値管理や資料作成、イベント運営といった「地味な起業」で生計を立てている田中さんがその実践法について解説していきます(以下、田中氏の寄稿)。

「地味な起業」の実践法は3タイプ

 地味な起業には、人によってやり方が無限にあります。ここでは、普通の会社員をしている人なら誰でも普段やったことがあるようなネタから、一歩踏み込んだスキルが必要な方法まで幅広くご紹介したいと思います。

 実践法はわかりやすく「マネジメント系」「クリエイティブ系」「コミュニケーション系」の3つのタイプに分類しました。この中から1つだけのスキルでも、あなたはすぐに「地味な起業」にチャレンジできます。

「自分はどれが合っているんだろう……」。そう不安に思う人は、まずは「スタートアップ診断」をやってみてください。

診断

著書『僕たちは、地味な起業で食っていく。』より

 診断でおすすめされた実践法以外もチャレンジしても大丈夫。僕はすべての実践法を経験済みです。これしかやらない! と断定しないで、いろいろなものにチャレンジすることで、あなたの市場価値はどんどん上がっていきます。

 今回は、モノを作る仕事が得意な人におすすめ。動画や画像、スライドなど、会社の会議資料を作成する感覚で仕事ができる「クリエイティブ系」を詳しく紹介します。スキルアップに応じて単価も上がっていきやすいのが特徴です。

それなりのスキルで大丈夫「画像作成」

画像 加工

 画像はチラシに使ったりするほかに、Facebookに投稿したり、ホームページに掲載したり、セミナー資料に掲載するなど、幅広い用途で使えます。

 ただ、一言で「画像作成」といっても、内容はすごく色んな種類があります。本職のデザイナーみたいに、Photoshopのような画像編集ソフトを使って作成する方法もありますが、僕はPowerPointやkeynote上で文字を入れて加工するというレベルで画像を提供していました。

「チラシを作るときに画像がほしい!」といったシチュエーションでは、PowerPointでもそれなりのものはできると思います。レイアウトやデザインのクオリティが求められるときには、クラウドソーシングサービスを利用して、5000~2万円くらいの報酬で発注し、依頼主からは手数料をいただくかたちで対応していました。

 なので、あえて有料のソフトを購入したり、特別なスキルを身につけたりしなくても、ふだんの仕事で普通にプレゼン資料を作っているような人は難なくできる仕事だと思います。

■ 画像作成

報酬の目安
バナー作成:1枚1000円程度~
チラシ作成:1枚3000円程度~

まとめ
① チラシやFacebookなど画像の用途は多種多様
② PowerPointによる作成でも対応できる
③ クラウドソーシングサービスを活用する方法もある

僕たちは、地味な起業で食っていく。

僕たちは、地味な起業で食っていく。

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