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会社の会議資料を作る感覚でできる「地味な起業」3パターン

学び

なんちゃってホームページでも「WEBページ作成」

 ホームページの作成については、世の中にプロの方がごまんと存在します。僕自身も最初は勝手がよくわからなったこともあり、そういったプロの方に外注していました。でも、そのうち、ある程度のレベルのものであれば、無料で、自分でもできるとわかってきました。そこで、自分で作成を請け負うようになったんです。

「WordPress」というサイトを使えば、無料ページを作ることができますし、たいていのニーズにも応えられます。

 僕は、自分がやっているのはあくまで、「なんちゃってホームページ制作」だと自覚しています。けれども、なんちゃってホームページでも、2~3万円で作成すれば、依頼主には喜んでもらえます。何しろ、普通にプロに発注したら数十万円を請求されることも珍しくないのですから。むしろ「なんちゃってホームページ制作」を求めている人も多いので、自信を持ってチャレンジしてください。

 どうしても専門的なサイトが求められる場合は、デザイナーに依頼して作成します。これがディレクションです。地味な起業を実践したときに気づいたことは、クライアントさんはプロへの依頼の仕方がわからない、ということです。だから、この悩みもお金に変わります。

「WEBページのデザインができるデザイナーなんて知らない」という人は、クラウドソーシングサービスで簡単に探せます。たとえば僕の場合、たとえば30万円でホームページ制作を受注し、デザイナーに15万円で発注するというかたちでディレクションを行っていました。差額15万円が自分の手残りです。このようなかたちで素人でもホームページ作成の仕事はできます。

■ WEBページ作成およびディレクション

報酬の目安
無料ホームページの作成:1件数万円程度~
プロデザインのホームページのディレクション:1件数10万円程度~
ブログページの作成:1件2000円程度~
会員サイトの構築:1件数万円程度~

まとめ
① 無料で作れるレベルで十分に喜ばれる
② 安価なホームページでも喜ばれる
③ デザイナーにディレクションする方法もある

特別な文章力は必要なし「ライティング作業」

パソコン・オフィス

 起業家やセミナー講師の代わりにブログやFacebook、Twitter、メルマガ、セミナー集客の文章を書く作業です。文章による情報発信の機会は無限にあるので、比較的発生しやすく、継続的に受注しやすい仕事でもあります。

 ライティングといっても、内容はさまざま。一般的な「お知らせ」や「告知」を書く場合もあれば、起業家の想いを文章化する場合もあります。商品の販売や採用にダイレクトに影響するライティングは、1案件の単価が高い傾向にあります。文章化の方法も、いろいろなやり方が考えられるでしょう。たとえば、動画を書き起こしてメルマガの形式に整える、起業家に話をしてもらって、その録音データをもとに文章に起こす、みたいな感じです。

 今は、多くの人が日常的にソーシャルメディアなどに文章を書いているので、それほど書くことに対する抵抗感はないはずです。特別な文章力は必要ありません。「なるべくわかりやすい言葉で」「一文を短めに」「主語と述語を対応させる」に注意すれば、ちゃんとした文章になりますよ。

■ ライティング代行

報酬の目安
動画を書き起こしてメルマガとしてかたちを整える:1文字2円程度~
ブログのライティング代行:1件2000円程度~
販売用ホームページのライティイング代行:1件10万円程度~

まとめ
① 文章で情報発信をサポートする機会はふんだんにある
② 作る文章の種類はさまざま
③ 基本的な書き方に気をつければ喜ばれる文章になる

<TEXT/田中祐一>

地味な起業プロデューサー。(株)ザ・リード代表取締役。地味な起業を含めたウェブマーケティングを教えるビジネススクールを開講。累計179人の受講生が30億3238万円超の売り上げアップを成功させている。

僕たちは、地味な起業で食っていく。

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