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32歳で年収2000万円…「ハイスペ婚」希望の女子がハマったマッチングアプリの闇

暮らし

 世の中に星の数ほどある「マッチングアプリ」ですが、使い方に気をつけないと痛い目に遭いかねません。成婚率45%の結婚相談所「ganmi」三島光世所長にマッチングアプリにまつわる2人の女性の怖い話を聞きました。

スマートフォン・頭を抱える女性

※画像はイメージです(以下同じ)

 医者や弁護士、経営者など経済的にゆとりのある男性と、見た目が綺麗な女性のみが集まるハイスペック専門の「某マッチングアプリ」。

 しかし、一見華やかな世界には、思いがけない罠が潜んでいるもの。外資系金融OL・和美さん(仮名・29歳)はハイスペ専門アプリで、とんでもない経験をしてしまいます。

「2人で3000万円の不動産物件を買おう」

「和美さんは、ハイスペ専門のマッチングアプリで、32歳年収2000万円の男性Cさんと付き合い始めました。希望年収よりも1000万円少ないものの、デートのたびに花束をプレゼントされるので、和美さんは幸せいっぱいでした。

 交際半年で『結婚してもいいわ』という和美さんに、Cさんは不動産を営む友人男性を紹介します」(三島所長、以下同)

 どうやら友人男性は、2人の新居として3000万円の不動産物件を販売したがっているようです。和美さんは「これで玉の輿!」と、幸せの絶頂。

「しかし、たまたま高校時代の同窓会に出席した和美さんが、そのことを同窓生に話したところ、当然ながら不審がられ、ストップをかけられたそうです。そこで、Cさんに『少し考えさせてほしい』と伝えました。すると、急に連絡が途絶えたんです」

婚活相手が「高収入」でも舞い上がらない

 和美さんは必死にCさんを探しますが、もらった名刺にある会社に電話をしても在籍していなかったり、住んでいるマンションを訪ねても、すでに引越しをした後だったりする始末。そのうち、Cさんの目的が不動産を購入させることだったことを理解してきます。

「大手不動産に勤務していた同窓生から『不動産の仲介料はかなり高額。その男性はアプリで釣った女性たちに物件を買わせて、仲介料をがっぽりもらっているんだよ』と聞いた和美さん。一時、かなりショックを受けていたことは想像に難くありません。しかし、自分の前から消えた男性に対する未練をやがて捨て、今では再び婚活に精を出しています」

 そんな和美さんに対し、三島所長は「あまりにも理想が高すぎるため、なかなか相手に恵まれないのです」とアドバイスを送ります。

「身の丈に合う人ではなく、ハイスペックを狙う女性は、婚活で苦戦しがちです。男性がハイスペックだからといって、舞い上がらず。大事なのは相手をじっくり見ることです。心配になったら、信頼できる友人に話を聞いてもらいましょう」

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