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「コウメ太夫の“奇人”っぷりも楽しかった」三浦マイルドが語る“コンビ”結成とM-1出場の背景

暮らし

 2021年、コウメ太夫とコンビを組んで「M-1グランプリ」に出場した三浦マイルド@miuramildinfo)。2013年の「R-1グランプリ」優勝者だが、その後も挑戦し続けるなど、R-1にこだわってきた。しかしそのR-1が、2021年から出場資格を有するのは芸歴10年以内の芸人のみとルール改正。芸歴20年の三浦マイルドがR-1に出ることは叶わなくなった。

三浦マイルド

三浦マイルドさん

 実はM-1への出場は、あるテレビ番組の“R-1難民救済企画”だった。その裏側にあった本音、そして“奇人”コウメ太夫との交流について、三浦マイルドが口を開いた。

まさかのコンビでM-1出場時の裏側

――コウメ太夫さんとのコンビ「コウメマイルド」として、昨年M-1に出場したことが話題になりました。

三浦マイルド(以下、三浦):昨年の『クイズ☆正解は一年後』(TBS系)で、“R-1難民チャンス”と題した救済企画でした。R-1に出場できなくなったピン芸人をコウメ太夫さんと組ませ、番組企画であることは伏せてM-1に出場させたうえで、何回戦までいくかを出演陣が予想するというものです。

――番組では、コウメさんと相性の良さそうな相方候補として3人(三浦マイルド、ルシファー吉岡、岡野陽一)が挙げられるなか、三浦さんには出演陣17票中10票という圧倒的支持でした。コンビが決定した時は、どういう気持ちでしたか。

三浦:俺も今年いろいろやりたいことがあるのに、これで全部飛んだなって(笑)。

コウメ太夫の“奇人”っぷりも楽しかった

三浦マイルド

――出演者の1人である藤本敏史さん(FUJIWARA)は、コウメさんとコンビを組むことについて「大変やぞ、ネタ合わせとかも普通に話できないからね、彼」と言っていました。コウメさんって、やっぱり“変わっている”人でしたか。

三浦:変わってますね。なんかちょっとズレてる方ですね。コンビ名も、当初コウメさんの一押しは「コウメマイルドン」(笑)。画数もいいからって。でも何故マイル“ドン”なのか聞いたら、「売れているコンビは全部“ん”がついているから」と。ウッチャンナンチャン、ダウンタウン、とんねるず、みたいに。いやいや、それにしてもマイル“ドン”って……もうツッコミしかない。協議の結果、「コウメマイルド」にしてもらえました(笑)。

 M-1も、実は2回戦と3回戦の間に台本をずいぶん変えたんですが、変更部分をコウメさんが全然覚えられない。切羽詰まるなか、「前日は1日通して練習しましょう」と言っても、コウメさんは「いや、前日は神社に行きたい」って(笑)。自分が信頼している先生から、群馬県の妙義神社が運気上昇のパワースポットだと聞いたので、前日はそこに一緒に行きましょうと。

――ネタを覚え切っていないのに、まさかの前日に。

三浦:普通、ネタ合わせして頭に入れてからでしょ、神社行くのは(笑)。急いで神社から帰ってきて練習しても、やっぱり覚えられない。結局台本は元に戻しました。でもまあ、いい思い出ですね、本当に。神社に行ったことも含めて、M-1、楽しかったです。

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