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父親は大嫌い、母親とは絶縁…『電波少年』坂本ちゃんが振り返る「ブレイクのウラ側」

暮らし

新宿ゴールデン街で店番するきっかけ

坂本ちゃん

――イラストは子供の頃から?

坂本ちゃん:そうですね、チラシの裏に描いたりしていました。今似顔絵を描いたり、個展をしたりとかしていて仕事にも繋がっているのは、おもしろいなと思いますね。

――今、ゴールデン街でお店番もやっていますね。それも不思議な縁が?

坂本ちゃん:知り合いのレコード会社の人に、私と同じアイドル好きの同年代の子っていうことで紹介されて会ったら、盛り上がって。彼女から「ゴールデン街でお店やってるんだけど、週イチぐらいで入ってくれない?」って誘われて、全然接客とかできないけど、「いい?」って言いましたら、いいよっていうことでやらせていただいています。

 もう長いですね。最初は仕事が潤ったらすぐやめるからって言ってたのに、今もやめずにいます(笑)。

トラウマだったお酒に対する見方が変わる

――接客業をしてみて、いかがですか。

坂本ちゃん:接客業と思ってないんですよ、私。だってお酒相変わらず作れないし、ビールも泡だらけですよ、どうしましょう(笑)。でも、続けていくうちにお客さんも「仕方ない」って諦めてくださって。自分は好き勝手な話をしているだけですね。自由にやらせてもらってます。

――店番をするなかで発見したことや、気づいたことはありましたか。

坂本ちゃん:お酒に対しては、父親のせいで嫌な面しか見ていなかったんですけど、楽しく飲む人がいるんだっていうのは目から鱗で、見方が変わりました。お酒を飲んだ人の表情が変わるのがあまりにも素敵で、その人の似顔絵を描いたらすごく喜んでくださったりして。自分が好きでやっていたこと(イラスト)が、人に喜んでもらえるのってこんなに楽しいんだっていう発見もありましたね。

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