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高市早苗「国会はみんなが見ていない」発言から解く、衆院選の争点/ラッパー・ダースレイダー

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民主主義国家になれていない日本

ダースレイダー

 24時間365日、国民の間ではさまざまな出来事や問題が起こり、さまざまな調整が必要となるにもかかわらず、国会を開いていない時期がかなり長い。地方議会などでもそうです。だから国民的議論が必要とされていないということは、日本が民主主義国家になれていないということです

「民」が「主」であるならば、国会議員が決めなければいけないことは常に山積みなはずです。なので、常に議論の場が開かれているという状況を「主」である「民」が当たり前のごとく求めていくことが、民主主義国家の始まりだと思っています。

 民主主義国家としてのスタートラインに立つ前に、国会を開くことすらしない人たちに任せている。こういった今の状況が、本来の意味で民主主義国家になれていないと僕が感じる理由です。今回の選挙の争点はひとつ。“反国会”か、“国会”か。

<TEXT/ダースレイダー 構成/bizSPA!取材班 撮影/山口康仁>

1977年パリで⽣まれ、幼少期をロンドンで過ごす。東京⼤学に⼊学するも、ラップ活動に傾倒し中退。2010年6⽉に脳梗塞で倒れ合併症で左⽬を失明するも、現在は司会や執筆と様々な活動を続けている。

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