望遠の倍率が少しアップ

左がiPhone 12 Pro、右がiPhone 13 Pro。遠くのものを撮影しやすくなった

　iPhone 13 Pro/Pro Maxの望遠カメラは、今回のモデルから3倍となった。昨年のモデルではProが2倍、Pro Maxが2.5倍だったので、従来より遠くのものを大きく撮影できるようになったかたちだ。

　劇的な変化があるわけではないものの、「もう少し近づけたらいいのに」と感じていた場面で思い通りの構図での撮影が可能になりそうだ。

夜間望遠の画質も地味に向上

iPhone 13 Proで撮影。荒れることなくクッキリと写っている

　細かい部分では、夜間の望遠撮影の画質も向上している。周囲がかなり暗い夜の駐車場で、ナイトモード「3秒」で看板を撮影。空の暗さや看板の文字の黒さがしっかり表現されている。

iPhone 12 Proで撮影。比べると画質の粗さがわかる

　一方、iPhone 12 Proで撮影したものは画像が粗く、空も不自然に明るくなっている。これは、従来モデルの望遠レンズがナイトモードに対応しておらず、画面上で望遠レンズを選んでいる場合でも実際には広角カメラを使った撮影となるためだが、クオリティ的に少し気になってしまう。

　暗い場所で望遠レンズを使った撮影をする機会のある人、たとえばキャンプ好きなどは恩恵を受けられそうだ。