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非モテ男5人がマッチングアプリに挑戦。それぞれが直面する課題<連載>

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Omiai担当・蒲須坂:非モテをこじらす

◆ 蒲須坂正男(30歳)

蒲須坂

晩酌で鬱憤を晴らしているそうだ

 冒頭から本音を申すと、マッチングアプリなめていました。はっきり言って難しいです。あっという間に時間だけが過ぎ去っていった数週間。すでにアプリを開くのが億劫になりかけています。

 当初はルックスが良い女性を眺めているだけで楽しかったのに、早くも倦怠期……。なぜ食傷気味になったのか、自分なりに分析してみましたが、一番の理由はリアルで会った時に話が合いそうな人が(ほぼ)皆無というところでしょうか

 Omiaiには、他のアプリで見られるようなコミュニティ機能ではなく、任意のワードをタグ付し、それを検索する機能が実装されています。が、正直言って貧弱。

 大半のユーザーはあらかじめ用意された「アウトドア」「ショッピング」「カフェ」といったありがちなタグをつけるにとどまっています。つまり、無個性の極みとも言える、“金太郎飴女子”が大量生産されているような気がするのです。

ニッチ路線こそブルーオーシャン

 下記がそういった“ありがちタグ”に対する、私の所感です。

「アウトドア」→キャンプ、スノボー、海とか、全て苦手。なるべく屋内にいたい。
「ショッピング」→おしゃれな買い物スポットに行くと嘲笑されている気がする。
「カフェ」→シラフで場を持たせられるのがすごいと思う。

 もちろん、最大母数に合わせて、効率的なマッチ(=条件の良い男性と付き合う)を目指す戦略もわかります。でも、私のような偏った思考の非モテ男は、自分といくつかの共通点がないと、会話のタネやデートの口実が作れません。これではまさに袋小路のような気も……。

 と、マッチングアプリ経由では1度も女性と会ったことがないのに、頭でっかちな童貞メンタルをこじらせてしまっています。こんな状態が続くのも精神衛生上宜しくないので、自己紹介文に手を入れたいと思います。

 自分の好きなものは包み隠さず開示しつつも、抽象的な部分を掘り下げます。初志貫徹で、ニッチ路線こそブルーオーシャンであると信じたい。

 前途は多難ではありますが、「偽りのない本音の自己紹介」こそが、長きに渡る関係性を築く上で必要なポイントなはずです。せっかくの機会を単なるライフハックで終わらすのももったいないので、反応を見つつも徐々に結果を出していきたいです。

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