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非モテ男5人がマッチングアプリに挑戦。それぞれが直面する課題<連載>

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【実録】マッチングアプリやってみた

 すっかり市民権を得た感のあるマッチングアプリ。昨今では、アプリを掛け持ちして、出会いのチャンネルをいくつも持っている若者も珍しくないはずだ。当連載「bizSPA!マッチングアプリ部」では、そんな悩める読者に向け、自他共に認める5人の“非モテ”ライターたちが試行錯誤しながら、真実の愛を探す様子をレポートしていきたい

マッチングアプリ部

「マッチングアプリで彼女を作る」という目標のもと召集された5名

 当連載で使用するのは、「Pairs」「Omiai」「with」「Tinder」「タップル」の5アプリ。それぞれくじ引きでアプリごとの担当を決定。前回の記事では早くも初デートを済ませたメンバーも現れた。しかし、まだ大半のメンバーはアラサーにもかかわらずメッセージだけで緊張の連続……。

 世のリア充にとっては至極簡単なミッションであるだろう「彼女を作る」という行為。だが、非モテ男からすると、はるか空の彼方までそそり立つ、恐ろしく高い壁なのだ。依然として歯がゆい思いをする彼らに春が訪れるのは一体いつになるのやら……。

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【bizSPA!マッチングアプリ部】
Pairs担当・野村(25歳)
Omiai担当・蒲須坂正男(30歳)
with担当・N谷(30代)
タップル担当・中織(32歳)
Tinder担当・喜平(25歳)

(以下、メンバー5人のアプリレポート)
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Pairs担当・野村:まさかの元カノが登場

◆ 野村(25歳)

 愚痴っていても仕方ないので、新たな女性とのマッチを目指します。と言ってもひたすら良さげな人に“いいね!”を送るしかやることはないのですが……。

 その良さげな相手を探すためのヒントになるのが、お互いの相性がパーセンテージで表示される機能です。例えば、この人とはお互いにアウトドアの趣味が合うから相性70%。この人とは将来の考え方がちがうから相性40%などなど。趣味趣向によって数字が自動で上下するのです。

 なるべく高いほうが会話も弾むってことで、だいたい80%以上の女性を探していきます。するといきなり、驚異の相性92%の女性を発見。これは相当珍しいレベルですよ!

 何もためらわず「いいね!」をタップしようとした瞬間。その女性の写真が目に入って驚愕しました。なんと信じられないことに元カノが映っていたのです。マジで驚きましたよ。危ない、危ない。

ごめんなさい!クリスマスイブの夜

野村君

孤独を噛み締めながらケーキを味わった

 そりゃ相性の数字が高いのも当然ですよね。お互いに過去のデートで観に行った映画をお気に入りに選んでましたから。なんだか楽しかった時間を思い出して胸が締め付けられます。はあ、何もかも、みな懐かしい……。

 万が一にも間違えて「いいね!」を押すことがないよう、非表示設定にしておきます。お互い新しい恋人を見つけましょう。

 瞬く間に季節は流れ、当初の目的だったクリスマスまでには相手を見つけることができませんでした。ごめんなさい! イブの夜。仕方ないので一人暮らしの部屋でケーキを食うことにします。

 隙間風が吹く6畳間にて、コンビニで買ったケーキにロウソクを立てます。少しでも気分を盛り上げようと、スマホでジングルベルを流してみましたが、あまりにもむなしいので即停止しました。人肌が恋しいです。

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