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NHK報道にネットが紛糾。1発数十億円「防衛ミサイル」は本当に必要か?

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 6月に米朝首脳会談が開催され、日本を含めた北朝鮮情勢が急速に緊張緩和しました。

北朝鮮 アメリカ

※画像はイメージです(以下同じ)

 そんななか議論が紛糾しているのが、「最強の盾」との異名がつく最新鋭のミサイル防衛システム「イージス・アショア」。それが本当に必要なものなのか、危険性はないのか、どれだけの予算がかかるのかネットなどでも注目が集まっています。

そもそも「イージス・アショア」とは?

 北朝鮮のミサイル発射が相次いだ2017年、イージス・アショアを日本で2基保有することが決定されました。

 イージス・アショアは、高性能レーダーのSPY1という装置と、ミサイルを発射する垂直発射装置からなっています。高性能レーダーで大気圏外に打ち上げられた弾道ミサイルを検知し、迎撃ミサイルで撃ち落とすというものです。

 基本的には、イージス艦の機能を陸に移したものと理解してよいでしょう

 現在、世界でただひとつ実際に運用されている基地がルーマニアにあり、7月4日放送の『クローズアップ現代+』ではそこにNHKの取材班が入りました。イランからの弾道ミサイルに対応する目的で、アメリカ軍が運用しています。

 ルーマニアでは8発のミサイルが格納された発射装置が3基配備されており、24発のミサイルで、攻撃に備えています。

 デベゼル基地イージス・アショア マークフェグリー司令官は取材班に対し、「地上にこれを置くことで、広い範囲を防衛し、イージス艦はその分、他の任務につくことができる」と説明。

「当時、迎撃ミサイルの配備は急務だった」

 北朝鮮がミサイルを相次いで発射するなど緊迫した世界情勢のなか、日本は2017年12月イージス・アショアの配備を決定しました。

 当時は、北朝鮮のミサイルが日本の上空を通過するなど、緊迫したムードの中で対策が急がれていました。そのため、高額なコストや必要性について議論が深まらないまま、決定がなされてしまいました

 しかし、先にも述べたとおり、今や北朝鮮情勢が大きく変わり、必要性そのものが疑問視されるようになったのです。