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コロナ後の転職で失敗しないコツ。成長が見込める4つの業種

学び

働きやすい会社の定義が変わる

 カッコいいオフィスで働く、社員食堂で朝食を無償で提供する。コロナ以前は社員への福利厚生になっていたことが消えていくと思います。企業は代わりのもの提供しなくてはいけなくなる。例えばあるITベンチャー企業は家で仕事する人が増えて、会社で使っているものと同じイスを社員にタダで支給したという事例があります

 仕事をしていて疲れにくいイスがあるといいですよね。こういった取り組みが社員から「いい会社だな」と思ってもらえることにもつながります。これから企業は社員1人1人の家の中までを職場として考えていかないといけません。

 すごく簡単に言えば、SDGs(持続可能な開発目標)やESG(環境、社会、ガバナンス)投資に積極的に取り組んでいる企業です。欧米など海外ではすでに取り組みが進んでいますが、日本ではまだまだです。今やってもコスト先行で収益につながらないことも多いと思います。

 ただ逆にこういうことを着々と進めることができる企業はしっかりと未来を見ているわけで、サステナビリティというのは文字通りそういうことです。

転職すべきではない会社は

禁止 サラリーマン

 少し抽象的になりますが、自分がその会社で成長できない会社には転職しないほうがいいです。20~30代は伸び盛りの時期です、1週間とか1か月単位で振り返ってみた時に自分が成長できたという実感が大切です。例えば社員教育が充実しているかは重要です。

 資金的な助成とか、自己啓発に結びつくようなヒントを与えてくれるとか、いろいろなやり方があると思いますが、社員が成長できるような仕組みが大事です。様々な仕事を経験させてくれるローテーション制度も重要だと思います。

 会社から社員への100%フェアな評価はないと思います。非常に難しいです。同じ業界内で3割くらい報酬が違うケースも多いです。ただ会社側も人を評価することが非常に難しいことも理解したほうがよいでしょう。

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