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時差出勤で朝7時出社に。若手営業マンの疲労と、意外なメリット

学び

導入して「可能性を感じる部分」も

やる気 目標

 林原さんは、3時間早く起床する生活を続けることで、普段の生活リズムが大きく変わったといいます。

「夜更けまで飲まなくなったことが大きな変化だと思います。会社帰りに飲むとしても一杯程度ですし、取引先の飲みも断る理由があるので帰宅時間は段違いに早くなったと思います。

 正直、まだこの生活に慣れていないので、疲労は溜まっていますが、意外と頭はしっかりとしています。試験導入として、よくある断続的な時差出勤ではなく、1か月継続したことで気づけたことは少なくありません」

 業務面でも、午前7時~10時の間は営業活動は難しいものの、資料作りなどに集中できる環境なのでうまく活用すれば業務効率化を図れるのではないかと、可能性も感じているとか。

「今回はいきなりの導入で色々と戸惑っていますが、いつもの満員電車と比べると午前6時の電車は空いています(笑)。このような状況下では有効な策だと感じているので、会社にはしっかりと準備したうえで本格的な時差出勤に臨んでほしいですね」

特集 新型コロナ・若者の憂鬱

<取材・文/藤冨啓之>

WEBコンテンツ制作会社「もっとグッド」代表取締役。ライター集団「ライティングパートナーズ」の主宰も務める。オウンドメディアのコンサルティングのほか、ビジネス・社会分野のライターとしても活動

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