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人気「婚活アプリ」の活用事情。ユーザーの70%超が20代なのは?

婚活パーティ、街コンも人気

「婚活」とともに使われた検索キーワードからは、男女の意識のちがいもみられます。「婚活アプリ」「婚活サイト」は35歳前後の男性が多く検索していて、アプリユーザー属性とは異なる傾向。

 20代はすでにアプリやサイトを使っている人が多いのであえて検索してはいないのか、アプリを婚活手段と思っていない層かもしれません。男性は映画『美人が婚活してみたら』の検索も上位でした。

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図表 8:「婚活」検索ユーザーの併用検索キーワード(スマホ、無職を除く。2017年7月-2019年6月)

 女性は男性よりも関心の幅が広く、色々な検索キーワードを併用しています。20代が使っている「オタク」「漫画」は、趣味が合う相手との出会い探しでしょうか。30歳を超えたあたりで「婚活パーティ」「バスツアー」が目立ちはじめます。「ブログ」や「口コミ」もアラサー女子の関心が高い様子。

 だいたい同じ35歳前後で、男性は「30代」、女性は「アラフォー」のキーワードを使うあたり、年齢に対する考えかたも少し異なるのかもしれません。また、「福岡」「大阪」「東京」といった地域キーワードは女性だけが使っていて、特定地域での結婚に対する願望が強そうです。

婚活ユーザーが使っているサイトで人気なのは?

 婚活に関心をもつユーザーが使っているサイトは、婚活パーティや街コン関係の「オミカレ」「街コン ジャパン」「PARTY PARTY」がトップに。そして「Love Hacks」「まりおねっと」「マッチングアプリ大学」などの婚活情報が上位を占めます。ネットで情報収集したら、次はアプリやリアルな出会いの場へ、活動の場を広げていくのでしょう。

 10位「Vコミ」は20代ワーキングユーザーのみ利用が多いのですが、他のサイトは世代間のちがいはほとんどみられませんでした。

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図表 9:「婚活」でキーワード検索した20代ワーキングユーザーの上位閲覧サイト(スマートフォン、2017年7月-2019年6月)

 いまの24歳が生まれた1995年に結婚したカップルは、78%以上が29歳以下、93%が34歳以下でした。「腰掛け」といってお婿さんとの出会い目的で就職する女性もいたくらいで、筆者もおじいちゃん上司に「釣書(お見合いのための自己紹介)もっておいで」と、いまならセクハラに違いない温かいおせっかいを焼かれたものです。

取り組み姿勢と利用頻度が成婚のカギ?

 当時の自分を振り返り、働く20代女子の「子どもは20代で産みたいけど、結婚はいつでもいい」とリアルな声を聞くにつけ、多忙で未来しかないみなさんが本当に20代で結婚したいのか、それとも早婚化を狙う政府やブライダル市場のプロパガンダなのかは微妙な印象だったりもします。

 でも、とにかく以前に比べたらずいぶん選択肢自体も、出会いチャネルも増え、結婚したい人にも、したくない人にも便利な世の中になったことは歓迎すべきなのでしょう。

 アプリやサービスで結婚・交際相手をゲットした人の特徴は「楽しむ」「真剣さ」「積極性」「目標設定」といった取り組み姿勢、そして利用頻度の高さだそうです。そこは働き方、あるいは生き方と一緒ですね。

 月会費もバカになりませんから、政策や各サービスのビジネスモデル、ユーザー属性も多少気にしつつ、自分が輝く未来へ向かうツールとして、アプリを使いこなしてほしいものです。

<TEXT/清水響子>

法政大学院イノベーション・マネジメント専攻MBA、WACA上級ウェブ解析士。CRMソフトのマーケティングや公共機関向けコンサルタント等を経て、現在は「データ流通市場の歩き方」やオープンデータ関連の活動を通じデータ流通の基盤整備、活性化を目指している

【調査・分析データについて】
ネット行動分析サービスを提供する株式会社ヴァリューズが提供する、ネット行動ログとユーザー属性情報を用いたマーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を使用しました。データはヴァリューズ保有のAndroidスマートフォンモニター(20代以上)での出現率を基に、国内ネット人口に換算して推測しています。