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過熱する「コインランドリー投資」。儲かっている人が気をつけているポイントは?

コラム

 働き方改革で副業シーンが活性化し、参入者が増えた“副業”。

大金を持つビジネスマン

※画像はイメージです

 人材大手パーソルグループの調査会社であるパーソル総合研究所が行った調査によれば、「すでに副業している人」は10%を超えており、「今後、副業したい人」は41%にものぼる。その結果、競争が激化し、稼げなくなった業種も少なくない。

 そんななかでも利益を上げ続けている人はどこが違うのか。その道の猛者たちにトレンドの変化と最新ノウハウを教えてもらった!

共働きの多い地域に出店&コンビニ隣接がトレンド

コインランドリー

テナントを借り、一体型洗濯乾燥機を導入すると初期投資は2000万円ほどかかる

 元手資金2000万円前後と高額だが、年約15%の高利回りが魅力の「コインランドリー投資」。副業として定着した感はあるが「さらに過熱している」とコインランドリーFC会社社長の三原淳氏は力説

「夫の給与の伸び悩みや女性の社会進出により共働き世帯やシングルマザーが増加。仕事で疲れた後に毎日1時間洗濯するのはかなりの負担ですが、コインランドリーなら干す&取り込むを省略し、1週間分を1時間で終えられるので利用者が増えています」

 東京なら板橋区、練馬区といった人口密度が高く共働き世帯が多い住宅地域が狙い目。また、利用者の6割近くが女性のため、いかに女心をくすぐるかも稼ぐコツだ。

「生活道路に面した場所で、ガラス面積が大きく、外から店内が見えるのは当たり前。『一体型の洗濯乾燥機』『電子マネー決済』『無料Wi-Fi』など、利便性と快適性の高い空間づくりが成功のカギ。またコンビニとの併設もトレンド。『深夜でも周辺は明るく、コンビニに店員がいるから安心。買い物も済ませられる』と好評です」

【三原 淳】
マンマチャオ社長。大型コインランドリーのフランチャイズ化を推進している。著書に『大型コインランドリー開業・運営マニュアル』(ゴマブックス)

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