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SNSは時間の無駄か?関西弁ロシア人・小原ブラスに聞く「有益な時間」とは?<甘口人生相談>

コラム

 普段は辛口だとか、毒舌だとか言われる僕ですが、毒を持った言葉を使うと、どうしても「これが正解だ!」と、1つの答えを決めつけてしまいそうになるものです。

小原ブラス

 でも、人生の答えは1つであるはずがない。だから、敢えて“甘口で”読者の皆様の人生相談にのってみようというこの企画、数あるたくさんの正解の中のほんの1つだけ、参考になればという思いで、おこがましくも答えさせていただければと思います。

 今回は現代病である「スマホ中毒」についてのこんなお悩みです。

Q.「スマホ中毒」すぎて生きづらい

 ついついツイッター、フェイスブックを見てしまう癖があります。気づくと、1日3時間とか見ていたり、夜ベッドの中で1時間以上スマホをいじっていることがあります。しかもSNSを見ていると、自分と他人の生活を比べて、劣等感だったり、「いい生活をしていてうらやましいなぁ」という思いを抱いたりすることが多いです。

 無駄な時間だとわかっていても、ついつい気になって、もはや「スマホ中毒」だと思っています。スマホを触らないようにするにはどうしたらいいでしょうか? ブラスさんはSNSでのやり取りやテレビ出演時の視聴者のコメントを気にして、つい悩んでしまうことはないですか?(27歳・男性・会社員)

A.「つい見てしまう」のは当たり前

SNS

※イメージです(以下同じ)

「無駄な時間だと分かっているのに、TwitterやFacebookなどのSNSをついつい見てしまう」というのは、現代人であれば誰もが抱える悩みのひとつだと思います。

 僕もコラムの締め切りが迫っているというのに、ついついTwitterをチェックしてしまいますし、翌日の朝が早いと分かっているのに、夜中についYouTubeの関連動画サーフィンを繰り返してしまうことがよくありますよ。朝起きて寝ぼけながら、スマホを手にとりSNSチェックをするのが日課でもあります。

 そういえば、インターネットで検索をしたり、動画を見たりするのがパソコンだった時代にはここまでのめり込むことは少なかったように思います。

 昔のパソコンは使ったら毎回電源を切っていたので、立ち上げるのに2分くらいかかってたんですよね。それが面倒で、「パソコンで調べ物」というのは少し時間のかかる辛い作業だったように思います。それが現代はベッドで寝転んで少し手を伸ばせばいつでも電源の入っているスマホで簡単に調べ物ができます。インターネットへのアクセスが、パソコンからスマホに代わり、その手軽さがこの中毒性を加速させている要因のひとつであるということは間違いありません。

 しかも、SNSは長年のデータを分析して、どうすればより長く同じアプリを使ってもらえるか、どうすればアプリへの依存度を高めることができるのかを、その手のプロがしのぎを削って巧妙に設計をしているといいます。「つい見てしまう」のは当たり前のことなのですね。

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