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「メールが使えない」老害クレーマーに振り回される29歳営業マンの憂鬱

学び

 お客からの無理難題も「契約のためなら」と応じる営業マンたち。多少のことは仕事のうちと割り切りますが、そんな彼らでさえイラつかせる取引先はいるようです。

デスクワーク・OL

※画像はイメージです(以下同じ)

「今まで担当した取引先で特にひどかったのは某学校法人。中学・高校は難関の私立として知られていますが、営業マンを召使いとでも思っているかのような扱いを受けました」

 思い出すもの嫌と言わんばかりに語るのは、OA機器リース会社で営業をしている竹田義行さん(仮名・29歳)。

モンスター取引先は50代のベテラン女性教師

 竹田さんは毎週のように学校側の担当者である50代のベテラン女性教諭から「ちょっと来てもらえるかしら」と呼び出しを食らっていたそうだ。

「こちらのスケジュールなどお構いなしです。しかも、要件を尋ねると、どうもWordの文字入力設定が通常モードの[挿入モード]から[上書きモード]に変わってしまったとか、その程度。

 正直、電話越しでモードの戻し方を説明できるのですが、『あなたがやってちょうだい!』の一点張り。学年主任を務めたこともある方で態度も非常に高圧的でした」

 別の得意先回りを急きょキャンセルして駆けつけると、10秒とかからず設定変更を完了。

わざわざ駆けつけても、お礼の言葉は一切なし

 その様子を見た女性教諭はお礼の言葉を口にするどころか、「あら、そんなに簡単だったの。だったら言ってくれればいいじゃない!」と軽く半ギレされたというから驚き。

「わざわざ私に聞かなくても若い先生にでも尋ねればやってくれたと思いますが、パソコンが使えないと周りに思われるのが嫌だったみたいです。

 この先生、ずっとワープロを使っていて、パソコンの扱いに関しては初心者。この学校ではパソコンを使った授業も行っており、そっちの分野の先生もいるんですけどね」

 しかも、このお局先生からの呼び出しは一度や二度ではないとか。

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